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2022.9.2

振り抜いて67 福田真未、4連続で確信

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

アルペングループ創業50周年記念大会 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント ゴルフ5カントリー オークビレッヂ(千葉県)第1日

 確かな手応えが残る。福田真未は今季一番ともとれるような表情で、第1日を終えた。5アンダー、3位タイのスタートに、「ショットがすごく安定していた。本当にうれしい」。ハイライトは13番からの4連続バーディー奪取だろう。

 パー5の13番、アグレッシブに攻めた。フェアウェイから残り220ヤードの第2打を5Wでグリーンをとらえる。ピン8メートルからイーグルはならなかったが、楽々と2パットで流れを引き寄せた。

 続く14番はパッティングがさえる。ピン手前6メートルを一発で。そして、最も印象に残った15番を迎える。残り136ヤードの第2打をあわやチップインのシーン。しかし、わずか5センチ、届かない。ちょっとびっくりしたような、悔しそうな笑顔を浮かべた。

 勢いは続く。16番でもピン横3メートルを沈める。惜しかったのはパー3の17番。ショットが好調でピン1.5メートルという5連続バーディーチャンスを演出したが、「悔やんでいます。はずしちゃった…」と反省した。

 とはいえ、自身ノーボギーラウンドは55回目。間違いない。好調を取り戻した証明だ。「練習ラウンドから、すごく難しいコース。そんな印象でした。しかも全ホールです」と前置きし、「スコアを出すためには、ショットの精度が必要不可欠です。もう、思い切ってクラブを振り抜くしかない。今大会の課題にしていた。きょうは、より強い気持ちでプレー。いいスイングを続ければ、それだけ自信が蓄積できるでしょう」と振り返る。

 上昇のきっかけは、前週の第3日の18番にあった。出場選手の中で唯一、バーディーを奪う。「本当に難しいピンポジション。私は、よけいなことを考えず、ピンをしっかり狙った。風がすごいアゲインストで、さらにコンディションも困難で…。4Uで2メートルにつける完ぺきな第2打でした。パッティングも、ここしかないというポジション。本当にうれしい。同組の選手からもおほめの言葉をいただきました。だから、私が全員からバーディー賞を500円-なんていっていたんですよ」。

 従来はインパクトでボールを当てに行く、コントロールショットのイメージが、スイング軌道の中でボールをとらえる。だからこそ、クラブをしっかりと振り抜かなくてはならない。

 スタイルを構築。ショットメーカーの自信も加わった。「そういえば、アプローチをしていなかった。また、千葉にはご縁があるような…」と、意味深長な言葉をひとこと。JLPGAツアー初優勝を飾ったのは伊藤園レディスだ。車で30分ほどの距離だけに、なるほど良いイメージが湧き上がってくるのは当然か。吉兆を生かすべし-である。

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