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2022.9.7

稲見萌寧 88年以降、初の連覇へ挑戦

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGA ツアー2022シーズン公式競技・第2戦『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』(賞金総額2億円、優勝賞金3600万円)が9月8日、京都府城陽市・城陽カントリー倶楽部(6555ヤード/パー72)で開幕する。7日はプロアマトーナメント、JLPGA会見が行われた。

 狙うは連覇。稲見萌寧はニトリレディスに続き、大会2連勝を狙う。「通常のトーナメントでも難しい。また、公式競技は優勝するだけでも大変なことです。狙ってできるものではない。でも、連覇ができたらすごくうれしい」といい、「しかし、ニトリレディスで達成できて、可能性はゼロではなくなった。前例がある」とも加えた。

 88年ツアー施行後、大会連覇達成者は皆無。記録にも記憶にも名を記すチャンスでもある。開幕前日、「うーん、頑張ろうという感じです」と笑顔で答えた。今回、いい意味でリラックスしている感じを漂わせているのは、ニトリ効果の証だろう。好材料のひとつにちがいない。「前週、フェードがちょっと打ちにくかった。いいイメージではない。その後遺症もちょっと…。はやく修正したい」がポイント。

 今回、京都を訪れたのははじめて。「どこへ行ってもそうだけど、私は基本的にコースとホテルの往復。ツアーを転戦しているから、観光はまったくしない。とはいっても、ご当地のおいしいものをいただくことが楽しみです。きのうは、九条ネギのすき焼き店へ。すごくおいしかった。感動しましたよ」と言葉が弾む。

 ただし、スコアなどについては、「正直な話、イメージできません。スコアが伸びる感じもしない。かといって、伸びない感じでもなし。(好スコアを)出せるなら出したい。それと、選手みんなのレベルが上がっている。私は毎日、60台のスコアでプレーできるように、(バーディーを)とれるだけとるしかない。試合では気合が入ります」と前置きし、「希望は最初から、いいスコアを出しまくって勝ちたい。願望ですけどね」。ユーモアをまじえながらも、真剣。72ホールの長丁場を見据えながら、態勢をきっちりと整えている。

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