木製観戦スタンド導入　5社協定締結式

　2050年カーボンニュートラル実現へ向け、JLPGAツアーのSDGsプロジェクトがさらに歩みを加速させる。31日、宮﨑県庁で宮崎県産のスギ材を使用した木製スタンド導入を発表。宮崎県、株式会社リコー、宮﨑ゴルフ株式会社、耳川広域森林組合、JLPGAの5社協定の締結式が開催された。

　今季最終戦、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップはより環境へ配慮し、従来の金属製観戦スタンドから地産地消の木製観戦スタンドへスイッチ。

　持続可能な取り組みを続けながら、JLPGAツアーの価値向上をはかっていく。木製観戦スタンド設置を来季から他県、他大会でも積極的に取り組む。

宮崎県・河野俊詞知事
　「森林資源、そしてスポーツ、それぞれが宮崎県の強みだと思います。その 2 つの強みがコラボすることによって、魅力的な情報発信ができるのではないかと、非常に楽しみにしております。このような取り組みにご尽力いただいている皆さまに感謝申し上げます」

JLPGA会長・小林浩美
　「宮崎県が日本一の生産量を誇るスギ素材を 100％使用し、環境に配慮した日本初の木製観戦スタンドを、このたび JLPGA ツアー最終戦でご提案いただきました。とても意義深いですし、ありがたいです。今後ほかの大会にも広がっていければと思っています。そのために今年、1 回目を大成功におさめられるように取り組んでいきます」