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2022.11.24

渋野日向子 13番-技ありのスーパーショット

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 宮崎カントリークラブ(宮崎県)第1日

 気温上昇とともに、スコアが上昇。渋野日向子は69をマークし、3アンダー、10位タイの好スタートを切った。「10番で変わった。(バーディーを)4つ、取れました」と笑顔を浮かべる。

 前半は1ボギーだった。なかなかチャンスを生かすことができなかったが、後半では心機一転。10番、ティーイングエリア横には見学に訪れた地元小学生のグループが応援している。「小学5年生らしい。その子たちへ、こちらから声をかけた」。気配りの人らしい配慮である。

 それだけに、いいプレーを披露しなければならない。第1、2打ともにグッドショット。ピン1メートルにつけ、楽々とこの日、初バーディーでエンジンがかかった。続く11番、残り35ヤードの第3打を58度でピン4メートルへ。バーディーパットが決まる。

 「スタート前、ちょっと寒かった。前半、調子が悪くはないのに、クラブが振り切れなかったのはそんな影響があったからかもしれません」と前置きし、会見では、「今はめちゃくちゃに暑い。全身、(ウェアが)真っ黒だから太陽光をたっぷり吸収した」と加えた。

 そして、ハイライトといえそうなワンショットが13番、第3打である。残り20ヤード。左足下がりで難しい。「ビビった」と振り返ったものの、米ツアー仕込みの技がさく裂。

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 「ショートサイドを狙わなくてはいけない。クラブフェースを多めに開いて、上からドン。ボールを叩きに行って、スピンをかける。しかも、クラブを振り切らなければなりません」と解説した。狙い通りのバンカーショットで、ピン1メートルへ。むろん、バーディーだった。

 前夜は時差ボケ解消のため、午後9時に就寝。開催中のカタールワールドカップで日本代表がドイツ代表を破るジャイアントキリングを、ライブで体感することができなかった。

 「朝、起きて、見れば良かったと後悔。マジで…びっくりした。でも、家にいる時、サッカーの日本代表の試合は、よく拝見しましたね。日本を代表し、世界と戦う。特に私は団体競技が好きですから、感動します。でも、ニュースでハイライトシーンを何度もみた」と、コース入りする前から気分を盛り上げていたのだ。

 「あとは、上を向いていくだけです」。終わり良ければ、すべて良しのひとことを最終日、いうためである。

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

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