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2022.11.26

3位・菊地絵理香−Wスペシャル効果絶大

<Photo:Toru Hanai/Getty Images>

JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 宮崎カントリークラブ(宮崎県)第3日

 菊地絵理香は公式競技・53戦目の挑戦。しかも優勝がない。もうひとつ加えるなら、今大会が10年連続10回目の出場。真の女王決定戦は出場するだけでも名誉なことだが、やはり負けるのはイヤだ。

 苦手意識を払しょくするため、何かを変えなければならない。第1日から気迫のラウンドを展開。過去、60台をマークしたことが1度という宮崎カントリークラブだが、今回は67が2回。特にこの日の後半、バーディーラッシュで一気に首位から1打差に迫った。

 とりわけタイトル獲得へ、強い意志の表れを示したのは終盤。15番、ラフから残り160ヤードの第2打がバンカーへ飛び込む。しかし、ボールが目玉の状況で大ピンチを迎えた。ここまで5バーディー、ノーボギーのラウンドを続けてきただけに、無情の1打といえるかもしれない。

 とはいえ、絶対にあきらめるわけにはいかないだろう。大きく深呼吸をしてアンプレヤブルを宣言。「あぁ、ここでか…。今まで、2回ぐらい砂へボールが突き刺さったことがあった。でも、第2打はうまく攻めれば、バーディーチャンスがあったと思う。判断したのは私。怒っても仕方がない。第3日で良かった、とプラスにとらえた」という。


<Photo:Toru Hanai/Getty Images>

 結局、このホールはダブルボギーに終わったが、しっかりと気持ちを切り替えた。残り3ホールで挽回のチャンスはある。16番、5Uでピン2.5メートルへ。落ち着いてバーディーを沈めた。続く、17番は第2打でピン60センチへつける。連続バーディーで再び、首位へ迫った。

 最終18番。「このコースで最も大事なホール。できれば楽に上がりたい」。そんな状況を演出するには-と考え抜いて、クラブセッティングを珍しく変更した。5Wを抜き、7Wを加えるのが、菊地スペシャル。「7Wを使ったのは、18番だけでした」とも話した。たくさんの経験から弾き出している。

 「毎年、最終戦がダメダメで終わってしまう。ここをちゃんと攻略しなければ、1年のそれまでがなかったかのように感じる」とも。もうひとつ、今回に向けスペシャルを用意していた。

 「年間を通して、一番苦手なコース。プロですから、好き嫌いはいえないけど、グリーンへ上がるまでが大変。これまでいろいろとやってきた。それでも、9回は実らなかったです。ただ、今年は10回目だし、(大東建託・いい部屋ネットレディスで)優勝してから、最終戦のために取り組んだのが、アライメントの取り方。特に9、18番が構えづらい」といい、「試行錯誤しながら、TOTOジャパンクラシックでしっくりくるものがみつかった。まだ、違和感があるけど、やり通している」と加える。

 節目の10回目は、すべてがチャレンジなのだ。「ゴルフはこれでいい-はありませんよ。若手選手が細部にまでこだわっているでしょう。それで私が現状維持で満足していては、すぐに押し出されてしまいます」。さらに、「(前週は藤田)さいきさんが優勝を飾りました。すごく頑張っていることを間近で拝見。私だって、もっと-そんな気持ちを抱かせてくださった」と、感謝の言葉を続けた。

 プロ15年目の総決算は、最終組のひと組前で気炎万丈の優勝争いである。

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