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2023.5.28

もはや国内に敵なし!? 山下美夢有が逃げ切りで今季ツアー3勝目!

<Photo:Masterpress/Getty Images>

 JLPGAツアー2023シーズン第13戦『リゾートトラスト レディス』(賞金総額1億4000万円、優勝賞金2520万円)大会最終日が5月28日、静岡県浜松市・グランディ浜名湖ゴルフクラブ(6500ヤード/パー72)で行われ、首位タイスタートの山下美夢有が終始安定したゴルフを展開。通算21アンダーでJLPGAツアー史上初の4日間競技2週連続優勝を果たした。また、生涯獲得賞金が史上最年少で4億円を突破した。4打差の2位には、通算17アンダーで佐藤心結が入った。同じく首位タイから出た佐久間朱莉は通算15アンダーで3位。前回大会優勝の小祝さくらは通算7アンダーで21位タイだった。
(天候:曇り時々晴れ 気温:23.6℃ 風速:3.9m/s)
《グリーン=スティンプ:11 1/3フィート コンパクション:24.5mm》

 前週のブリヂストンレディスオープンでも勝負所を見誤らなかった山下美夢有だが、今回もその嗅覚でしっかりと勝負所を見切った。

 1打リードで迎えた最終日、スタート前の練習場でコーチを務める父親の勝臣さんから、「ダウンスイングで下半身リードができていない」という指摘を受け、それを修正してから1番・パー4のティーイングエリアに向かった山下。出だし数ホールこそ、ショットが安定しなかったものの、徐々に狙ったところへボールを落とすようになる。ところが、6番・パー4で風を間違え、第2打をグリーン左奥のバンカーに入れてしまった。

「ライは良かったんですが、思っていたところよりも先に落としてしまい、ピンを5メートルほどオーバーしてしまいました」。5番ホールで同組の佐久間朱莉がバーディーを奪い、首位に並ばれていただけに、ここでボギーを叩くと首位の座を明け渡すだけではなく、試合の流れが大きく変わる。それを防ぐためにも、パーセーブしなければいけない状況だった。

 その大事なパッティングをしっかりと決めてパーセーブすると、続く7番・パー3では6番アイアンで放ったティショットをピン横2メートルにつける。それを沈めてこの日、初のバーディーを奪い、再び単独首位に立った。試合の流れをつかむと一気に畳みかけるのが山下流。8番・パー4、9番・パー5でもバーディーを奪い、なんと3連続バーディーで前半をターン。8番で佐久間がボギーを叩いたこともあり、気がつけば4打差をつけていた。

 インに入った後も山下は手を緩めることはない。11番ホールを終了した時点では、2位以下とはなんと6打差にまで広がっていた。普通、それだけ余裕があると少しは隙を見せるものだが、今の山下にはその隙さえもない。「ボギーを打つ要素が全くなく、全部バーディーチャンスにつけるのですごいなと思いました」とは佐久間の弁だが、まさに女王のゴルフを演じ切った。


<Photo:Masterpress/Getty Images>

 結局、終わってみれば2位とは4打差だったが、数字以上の差を感じさせたのは間違いない。今季は13試合に出場し、トップテン入りは半分以上の7回(3勝含む)。部門別ランキングではメルセデス・ランキング、賞金ランキング、平均ストロークなど12部門でトップと、しばらく山下時代が続きそうな雰囲気すら漂っている。

 国内で無敵となれば、当然海外に目が向くのも自然な流れ。両親によれば、自宅では昨年13位タイに入ったAIG女子オープンの動画を見ているという。当然、今年も同大会には臨むつもりだが、今から対策を練っているとしたら心強い。その他のメジャーでも全米女子オープンはエントリー済み。KPMG全米女子プロゴルフ選手権にもエントリーする可能性は高い。JLPGAツアー史上初の2週連続4日間大会優勝を飾った山下だけに、どこまで上位に食い込めるのか、今から楽しみだ。

(JLPGAオフィシャルライター・山西 英希)

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