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2015.1.5

2015 ルーキー特集 第1回

昨年のプロテストに合格し、今シーズンから本格的にツアーに参戦する26名のルーキーたち。
連載第1回は、岩橋里衣植田希実子大城美南海の3名をクローズアップします。


岩橋 里衣  イワハシ リエ
1986年5月27日生まれ 埼玉県出身 プロフィール

 目標がこれほど、明確になっているルーキーは稀だ。「小さな目標が、ステップ・アップ・ツアーでの優勝。大きな目標は『CAT Ladies』を勝ちたい。副賞のショベルカーがどうしても欲しいです。父にプレゼントしたいから…」。小学4年の時、「兄がやっていることは全部、私もやりたい」とキャリアをスタートさせた。ただ、それほどゴルフが好きだったわけではない。「コースへ行くと、いつも父から『走れ!』と怒られていた」という。

 転機となった埼玉平成高時代。「看護師の勉強とゴルフが両方できる学校を探したら、埼玉県内に一校だけありました」。自宅からの通学時間は、何と片道2時間半もかかったという。一方で、「まじめに取り組んだから、ゴルフがおもしろくなった」と、看護師ではなく、プロを志す決意を固める。これまでTPD単年登録を4回。7度目の受験で念願のテストに合格した。「爆発力? 正直、ないです。だから粘り強さが身上。どんな時でも強い気持ちで」と力を込めている。


植田 希実子  ウエダ キミコ
1987年11月9日生まれ 埼玉県出身 プロフィール

 人生のテーマは多ければ多いほどいい。「勝つためにプロになりました。目標は、勝つこと。ダメです。そうでなければ…」と、しっかり前を見つめている。15歳からプレーを始めた。表向きは「両親の趣味がゴルフだったから」ということだが、「本当は、何かの分野で一流になりたかった。それがゴルファーでした。すぐに、県のジュニア大会で優勝したからです」。硬式テニスと、水泳を経験したが、「県大会へ出場するレベルで終わっていた」と笑う。

 強くプロの道を意識したのは、大学時代。「就職を考えたら、やっぱり私はゴルフが好きだ」と、再認識して研修生となった。「ゴルフの魅力は、コツコツ、ジワジワと徐々に上手くなっているのがわかることです。だから、過去に戻りたいと思ったことはない。今が一番。だって、私には過去の栄光がない」。そうは言っても、「これまで打ったボールの数だけは、誰よりも自信がある」と2015年へ挑む。


大城 美南海  オオシロ ミナミ
1995年2月15日生まれ 沖縄県出身 プロフィール

 プロテストを合格し、誰よりも喜んだのは父。愛娘のため、あえて厳しく半ば強制的にゴルフをすすめたからだ。「本当はバスケットボールを続けたかった。だから、好きになるまで時間がかかりました」。とはいえ、プロを意識したのは意外に早い。中学1年の春、「自宅へ申し込み用紙が届いて、軽いノリで出ちゃおう」と出場したのが、九州中学校選手権。この大会で3位に入り、俄然、やる気が全身へ満ちてくる。自宅近くの琉球GCで、ショートゲームの練習を徹底的に行ったという。「特にグリーンまわりですね。おかげで、ライによってロブや転がし、ボールを止めるなど、バンカーを含めてアプローチは全く苦手意識がない。7色のアプローチを使い分けるなんて言ったら、格好いいですよね」と笑っている。

 一昨年から父のすすめで、親元を離れた。プロの気構えを養うためだ。「今年はステップ・アップ・ツアーで、ステップアップします」。トークも絶妙だ。


次回は 1月9日(金) 掲載予定です

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