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2015.1.17

2015 ルーキー特集 第4回

昨年のプロテストに合格し、今シーズンから本格的にツアーに参戦する26名のルーキーたち。
連載第4回は、鬼頭桜佐伯珠音佐藤絵美の3名をクローズアップします。


鬼頭 桜 キトウ サクラ
1995年1月30日生まれ 愛知県出身 プロフィール

 2015年シーズンへ向かう前、基本を徹底的に行った。「いい選手は基本ができている。簡単なことが難しい」からだ。ルーキーとはいっても、キャリアがすでに16年。「父の影響で3歳からやっていたらしいです。記憶にはないけど…」という。ただし、5歳の初ラウンドの記憶は鮮明だ。「138で回りました」。また、さまざまな習い事も体験。水泳7年、ピアノとエレクトーンは9年、他にも書道や英会話などに加えて、学業もおろそかにはしていない。「どれもいやではなかったけど、子どもの時から、プロになろう― そういう意識がしっかりあった」と話した。

 ゴルフの魅力は、「いつも同じ状況ではないことですね。天気でいえば、風や雨、傾斜やライが違う。一緒でないところがいい」と。セールスポイントは、「平均飛距離が250~60ヤードのドライバーショット。それから、アプローチウェッジです。こちらは100ヤードピッタリなら絶対、自信がある」。


佐伯 珠音 サエキ アカネ
1995年9月1日生まれ 福岡県出身 プロフィール

 人生の目標がスタートしたのが、8歳の時。父・栄さんから、「一緒にゴルフを始めよう」といわれ、インドアの練習場へ通うようになる。当時は、宮里藍が女子ゴルフの一大ムーブメントを起こしていた。そのプレーをテレビ観戦し、ますますその気になったという。栄さんは、「1年間、ちゃんと練習をしたらコースへ連れていく」。その言葉を励みに来る日も来る日も、ボールを打つ。約束から1年後、初のラウンドは136だった。

 中学2年の時、キャンピングカーを購入。母・リツ子さんが運転し、試合を転戦するようになった。もちろん、今シーズンも同様だ。「絶対に忘れ物をしないから、とっても楽です。母には申し訳ないと思っていますけど…。早く恩返しができるようになりたい」。ゴルフの魅力は、「すぐに結果が出るから、おもしろい」といい、「パッティングが好きなのは、ラインを考える、ちょっとした時間がいい。最も充実した時です」とも話した。


佐藤 絵美 サトウ エミ
1991年9月12日生まれ 栃木県出身 プロフィール

 かわいい子には旅をさせよ、のことわざは不変だ。自身の転機を振り返る際、宮城・東北高時代を口にする。「親元を離れて寮へ入りました。中学時代はプレーが楽しいと思ったことはない。父から練習へ行け!といわれるから仕方なくやっていた、そんな感じでしたね。きっと、反抗期も重なったと思う。宮城へ行って、しばし考えたのは、どんな気持ちで私を送り出したのか、です。一人になって感謝することを覚えました」。

 自覚をすれば、視野が広がる。部屋をきれいにすることも当時、身に着けた習慣だ。「試合から帰ってきて、きれいだと気持ちがとてもいいです」という。そして、読書することも生活の一部になった。「最近ではジャンプ競技の葛西紀明さんの著書に感銘を受けた。想像できない苦労や試練を乗り越えて今があるということでしょう」。2015年の目標を、「ステップ・アップ・ツアー優勝」と定めているが、「来年はレギュラーツアーで」と宣言した。


次回は 1月21日(水) 掲載予定です

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