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2015.1.13

2015 ルーキー特集 第3回

昨年のプロテストに合格し、今シーズンから本格的にツアーに参戦する26名のルーキーたち。
連載第3回は、兼岩美奈亀田愛里北村響の3名をクローズアップします。


兼岩 美奈 カネイワ ミナ
1989年2月26日生まれ 岐阜県出身 プロフィール

 身長158センチ。決して恵まれた体格とはいえないが、「ダイナミックなプレーが身上です」と言い切る。というのは、師匠・高山忠洋の影響が大きい。小学5年の時、父のすすめで坂田塾へ入るが、3年で退会。そこからブランクがあり、真剣に取り組んだのは、愛知大に入学してからだった。ゴルフに迷いはいらない。そこで1年で中退を決意。法仙坊GCで研修生となり、高山と出会った。「冬場のトレーニング合宿へ参加。ひたすら走ります。女子は私1人ですが、特別扱いはありません」。体がしっかりすれば、飛距離も伸びる。3年間で、約20ヤードもアップした。プロテストのファイナル進出は2度目でも、のべ5度目の受験。「もしダメなら、あきらめるつもりでした」とラストチャレンジで難関を突破した。

 球筋の安定を図るため、一年がかりでドローからフェードへスイッチするなど、見かけ以上の努力家だ。「好きなゴルフが続けられる。幸せです」と満面の笑みをたたえた。


亀田 愛里 カメダ アイリ
1992年7月16日生まれ 静岡県出身 プロフィール

 身近にスーパースターがいれば、大きな影響を受ける。自身が所属する紫CCすみれコースには、1歳上の石川遼がしばしば練習へ訪れていた。その縁で沖縄合宿へも2年連続で参加。「ムダなオフにならないように、すべてのトレーニングを大事に行いました」という。大きな変化をもたらしたのが、昨年のプロテスト前の北海道合宿。「石川プロは、それこそ24時間、ゴルフのことばかりを考えている。要は、ゴルフが心から好きなのでしょう。そばで見ていて、私の意識が大きく変わってきました」という。

 父・八寿四さんはティーチングプロ。プレーする環境が整っていた割に、クラブを握ったのは13歳と遅い。「バスケットボールや駅伝などに夢中でしたから」と話す。得意クラブは、パター。特に「1メートルや、2メートルの微妙な距離のパッティングが大好きです」と前置きして、「でも、プロテスト最終日の17番は、ボギーパットで手が震えていた」と振り返った。


北村 響 キタムラ ヒビキ
1995年4月27日生まれ 滋賀県出身 プロフィール

 プロテスト一発合格直後のステップ・アップ・ツアー『ごうぎんDuoカード・レディーストーナメント』で、プロデビュー戦での勝利を飾った大器を支えるのは、強靭な体力だ。小学4年で始めたゴルフと並行して、スキー、水泳、テニス、ハンドボール、ホッケーなどのスポーツ歴がある。「何をしてもソコソコうまくいった。でも、ゴルフだけは上達できない。負けず嫌いですから、夢中にボールを打っていたら、その奥深さに魅せられた」という。

 中学時代は、ゴルフ部がなかったために、陸上部へ。同級の桐生祥秀とは同じ短距離ランナーだった縁で、一緒に練習していたという。滋賀学園高ではゴルフ部へ。しかし、陸上部の練習にも週2、3度は参加した。今でも、時間をみつけては母校でトレーニングを行っている。「高校生からいきなり、プロゴルファーになりました。その違いに驚きがあったけど、行動するときは全て、まわりが見ているという意識を忘れないよう注意しています」と背筋を伸ばした。


次回は 1月17日(土) 掲載予定です

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