小林夢が首位キープ　2差2位は中村

＜Photo：Toru Hanai/Getty Images＞

　JLPGAステップ・アップ・ツアー2023シーズン最終戦『京都レディースオープン』（賞金総額2000万円、優勝賞金360万円）大会第2日が11月16日、京都府城陽市・城陽カントリー倶楽部（6444ヤード/パー72）で行われた。この日もデッドヒート。スリリングな攻防が展開されている。通算6アンダーで小林夢果が首位をキープ。2打差の通算4アンダー、2位にアマチュアの中村心がつけた。ステップ賞金ランキング2位の大須賀望は通算3アンダー、3位タイ。同3位の小林光希は通算2アンダー、7位タイから最終日のチャージを狙う。一方、賞金ランキング3-10位に付与されるQTファイナルステージの出場資格争いも加わり、1打が勝負を分ける。
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小林 夢果（1位：-6）
　「きょうはなかなか第1打がまとまらない。悔しいところもあったけど、スコアを3つ伸ばせたことは嬉しい。やはりガマンです。あしたは雨予報。耐えるゴルフが続く。しっかりフェアウェイをキープして、1つずつ伸ばす気持ちで最終日へ向かいます。カギは第1打とパッティング。優勝するためには、最終日の終盤でスコアが伸びるようにしなければならない。これまでの優勝争いの経験をいかし、優勝を目指します」

中村 心＜Photo：Toru Hanai/Getty Images＞

中村 心（2位：-4）　※アマチュア
　「きのうからショットが良い感じ。クラブがしっかり振り切れている。きょうもバーディーチャンスを多くつくった。それだけに、あすのテーマはボギー数を減らすことです。最終プロテストに落ちたときは、すごく落ち込んだけど、周囲の励ましで、もう前向きの姿勢を取り戻すことができた。やはり、プロの試合はいいです。刺激がたくさんあるから･･･。あしたは、最終日の最終組。この経験を楽しまない手はありませんね」

大須賀 望＜Photo：Toru Hanai/Getty Images＞

大須賀 望（3位タイ：-3）　※賞金ランキング2位
　「きょうも第1打の調子がいまひとつ。後半、第2打でボールを出すだけ－が何回かあった。ピンチにもかかわらず、パーセーブできたことが上位で粘れるポイントでしょう。あしたは2023年シーズンの最終日。賞金ランキング2位に入れるか決まります。でも、そればかりを意識し過ぎると体が思うように動かなくなりそう。今回の目標、1日4アンダーがクリアできていません。集中します」

藤田 かれん＜Photo：Toru Hanai/Getty Images＞

藤田 かれん（3位タイ：-3）　※賞金ランキング11位
　「きのうはショットで縦の距離感が合わず、しかも、ピン奥へボールが行くこともリスクがある。だから、なかなかチャンスをつくれなかった。きょうの前半は、耐えることばかり。苦しいプレーが続いたけど16番、下の段からバーディーパットを決めてから流れが変わった。自信を持って、攻めたのがよかったのでしょう。最終日は、賞金ランキング10位以内がかかっている。一昨年、このコースでプロテストに合格したことを思い出しながらプレーします。あしたは悔いを残さないように」