1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 11番で一変 山下美夢有-首位で最終日へ

2023.11.25

11番で一変 山下美夢有-首位で最終日へ

<Photo:Hiromu Sasaki/Getty Images>

 JLPGAツアー2023シーズン最終戦『JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金3,000万円)大会第3日が11月25日、宮崎県宮崎市・宮崎カントリークラブ(6,497ヤード/パー72)で行われ、山下美夢有がついに首位へ躍進した。この日は6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの内容ながら、70とスコアを伸ばし、通算8アンダー。通算6アンダー、2位の森田遥へ2打差をつけ大会連覇、2年連続の年間女王へ大きく前進した。通算5アンダー、3位タイは蛭田みな美、高橋彩華。メルセデス・ポイント2位の申ジエは通算2アンダー、7位タイと後退した。
(天候:晴れ 気温:12.9℃ 風速:1.6m/s)
《グリーン=スティンプ:9 1/4フィート コンパクション:23mm》

 ついに、来た。山下美夢有が覚醒-を思わせるワンショットを放ったのが11番。残り230ヤードの第2打は、ちゅうちょせず3Wを抜いた。「ここまで一度もパー5で2オンをしていない」。悪い流れを断ち切るためには、勇気を出す。その目論見は大成功。負の流れを一気に変えてしまった。

 楽々とバーディー奪取で、続くパー3・12番では8Iでピン1メートルへつける抜群のショットを披露する。さらに、13番ではパッティングでみせた。6メートルをねじ込み、3連続バーディー。

 終盤もリズムを崩すことなく、スコアを上積み。ホールアウトしてみれば、2位の森田へ2打差をつけ、首位に立っていた。激戦を制した前年と同じような展開だ。とはいえ、前半のムードはお世辞にもいいとはいえなかった。1バーディーをとったものの、1ボギー、1ダブルボギー。「第1打が左右へ曲がる。持ち味のフェアウエイキープがさっぱり・・・。出だしから打球が曲がっていた」という。

 続けて、「気持ちがなかなか乗ってこない。ダブルボギーを打ったし、流れに乗れない。切り替えて後半から-と考えた」と対処法を明かした。抗って、さらに状況を悪くするリスクはおかせない。ひと息入れて、新たな気分でスタートを切る。作戦は見事に成功した。


<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 しかし、口でいうことは簡単だ。大一番で誰もができそうで、できないことを実践してしまう。精神力の強さを垣間見せた。「ポイントは、やはり11番です。すごく気持ちよくプレーができ、いい流れがきたと思います」。目先にとらわれず、18ホールの勝負-と考えた、柔軟性のあるマネジメント力が際立った。

 開幕前、大接戦の予想だった年間女王争いも、可能性がある申ジエ、岩井明愛に一度もアドバンテージを許していない。ちなみに、大会連覇を飾れば史上4人目。改めて強さの理由がわかったムービングデーである。

 最終日の目標を、「ノーボギーラウンド」としたところも、真打ちの貫禄だ。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

search検索