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2015.6.26

佐藤靖子のターゲットは、初Vで町おこし! 

 2015年LPGAツアー第17戦『アース・モンダミンカップ』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,520万円)の第2日が6月26日、千葉県袖ケ浦市のカメリアヒルズカントリークラブ(6,541ヤード/パー72)で行われた。6バーディー、1ボギーの67をマークし、通算9アンダーで首位に立ったのは、佐藤靖子。2位は、1打差の通算8アンダーでナダエ(韓国)が続き、通算7アンダー、3位タイは馬場ゆかり、李知姫(韓国)、青木瀬令奈、茂木宏美の4人。また、大江香織、土田沙弥香、西山ゆかりがホールインワンを達成した。3人が同一トーナメント、同一日に記録するのは、通算4度目の史上最多タイ。(天候:曇り 気温:25.0度 風速:1.7メートル)

 ついに、到来した絶好機。佐藤靖子は、コースとの相性が抜群で、「これまでのゴルフ人生で、相性ってあるんだなぁ、と感じた。コースにいるだけで、いいイメージが出てくる。気持ち良くプレーができました」と言葉を弾ませる。出産とブランクから復帰。昨年のファイナルQT1位の資格で今シーズン、ツアーの出場権をつかんだ。復帰後、首位へ立つのは、もちろん初めて。「一番上に自分の名前があるスコアボードの写真を撮っておこうかな、と思いました」と話したが、「主人からは、ツアーへは遊びに行っているわけではないだろう。もっと稼いでくれ! といわれている」。これまでツアーは未勝利。狙うのは当然、優勝だ。

 それが叶えば、アピールしたいことがある。「町おこしができれば、と考えています」と明かす。出身は神奈川県相模原市だが、2006年3月、平成の市町村合併で編入された津久井町が故郷だ。議会政治の父といわれた、尾崎行雄生誕の地と知られ、「山があって、水がきれいで素晴らしいところ」とうれしそうに語った。しかし、最近は「過疎化が進んでしまった」とさびしそう。同時に、不安を抱えるのは、お嬢さんのためだ。「自然の中で育てたい。ただ、心配しているのは、過疎化と少子化の影響で、小学校の生徒がものすごく少ない。今、学校全体で7人らしいです。もし、統合されたら、それこそ一大事。子育てにはとてもいい環境だし、私もお手伝いできればうれしい」。優勝すれば、故郷をPRすると密かに決めている佐藤。ちなみに、自宅からもよりのコンビニエンスストアまでは、約10キロ-。


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