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2015.7.10

天国の父に捧げる日本初V! P.チュティチャイがプレーオフを制す

 2015年LPGAステップ・アップ・ツアー第6戦『ANA PRINCESS CUP』(賞金総額1,500万円/優勝賞金270万円)の最終日が、石川県加賀市の片山津ゴルフ倶楽部 加賀コース(6,452ヤード/パー72)で行われた。

 大会最終日は、首位タイでスタートしたP.チュティチャイと小橋絵利子が通算4アンダーでフィニッシュ。プレーオフ1ホール目をパーでまとめたP.チュティチャイが優勝を決め、ステップ・アップ・ツアー初優勝を飾った。通算3アンダーの3位タイには山城奈々、中﨑典子、青山加織が入った。(天候:曇りのち晴れ 気温:26.1℃ 風速:1.9メートル)

 「優勝の事は考えてなくて、バーディーを取る事だけを考えていました」と1番で1メートルのバーディーパットを決め平常心でスタートしたP.チュティチャイ。「ショットは良かったけど、バーディーが取れなかった。ラインを読み切るのが難しくてパーならいいやと思ってました」と前半はパーを積み重ねた。「ハーフターンで速報ボードを見て4アンダーで首位タイだったので意識が変わったけど、気持ちを前に出し過ぎると自分はいいプレーが出来なくなるので、気にしないようにしていました」とその後も平常心を保ちながら18ホールを回り、プレーオフに突入した。

 プレーオフ1ホール目。「ラストパットは1.5メートルの軽いフックラインだったけど、“自分はこれを入れるんだ”と自分を信じて打ちました。まったく緊張しなかった」と最後まで平常心のプレーを貫き、しっかり沈めて優勝を決めた。「3年前にお父さんがなくなったんですけど、それがサードQTの時で、最終日はそれをわかったうえでラウンドしたのが、いままでで一番辛かったです。日本ではなかったですけど、キャディーもしてくれていたので、今回の優勝はお父さんにすごくいいプレゼントが出来ました」と日本での初優勝を天国の父に捧げた。

 「あれ以来自分でもすごく強くなったと思います。自分で悩んでた事も大したことないって思えるようになりました」。試練を乗り越え、ステップ・アップ・ツアー初優勝を決めたチュティチャイ。父の魂とともに、二人三脚でレギュラーツアーの舞台へ挑む。

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