「行きたい方向に向かっている」。敗戦にも、成長を感じた川久保百代

第6回LPGAレジェンズチャンピオンシップアイザックカップ
小杉カントリークラブ（富山県）　最終日

　レジェンズツアールーキー、川久保百代の挑戦は実らなかった。「必死についていこうと思ったけど、白戸さんが良いゴルフをしていたので…」。完敗だった。首位の白戸由香は2番、3番でバーディーを重ねると、その後もステディなゴルフを展開。川久保も後半2連続バーディーで追い上げを図ったが、白戸の姿は遠のくばかりだった。「暑くて、途中、集中力が途絶えてしまった」。今日も最高気温が33℃を超えた富山。川久保はこの暑さを味方にすることができなかった。

　しかし、大きな収穫を得た一週間だった。川久保は、今、球筋を変えるためにスイング改造を行っている。まだまだ不安定だというが、「やろうとしていることが少しずつ出ている。自分が行きたい方向に向かっている」と敗戦の中でも手応えを感じた。この後は、レギュラーツアーに参戦予定。この一週間で得たものを、レギュラーツアーにぶつける。レジェンズツアー初優勝＆公式戦初タイトルのチャンスは逃したが、高みを目指して20年目の挑戦はまだまだ続く。