自己ベストの『29』 大山志保が2位浮上

＜写真：Masterpress/Getty Images＞

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 軽井沢72ゴルフ 北コース（長野県） 2日目

　好事魔多し。ただ、大山志保の場合はコースとの相性がそれを救った。後半の9ホールで自己ベストの29をマーク。勢いに乗って最終日を迎える。第1日のホールアウト後、8位タイだったとはいえ、気分は弾んでいた。「プロアマ戦、そして第1日とボギーがなかった。ショットの調子がいい。それから、第2日はイボミさん、申ジエさんと同組。豪華なペアリングだし、楽しみでワクワクしていた」という。ところが、この日は1、4番でボギーが先行。とても、楽しむというムードではなくなってしまった。「ボギー、ボギーときた時、キャディーさんから『リズムが速い。まだ、たくさんホールが残っているから焦らないで』といわれた」そうだ。

　なるほど、同組のイ、申はリズムがとてもいい。さらに、「ミスをした時ほど、落ち着いてプレーをしている」と気がついた。加えて、絶好の発奮材料となったのが、ギャラリーからの大声援。「このコースは、今まで優勝していることもあるけど、とても相性がいいし、大好きです。それから、ギャラリーの声援がすごかった。私以上に気合が入っている。バーディーを入れると、もっとといった感じで…」。後半の怒とうの快進撃は、「ギャラリーに乗せられた感じです」と話した。