最終日はバーディーラッシュ！ 渡邉彩香は2位タイ

＜写真：Masterpress/Getty Images＞

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 軽井沢72ゴルフ 北コース（長野県） 最終日

　Vへのシナリオは完ぺき。しかし、渡邉彩香はあとひと押し、いや、押しが足りなかった。「スタート前から、優勝スコアは14アンダーだと話していた」という。前日から「優勝は絶対にあきらめない」と宣言。アルバトロスとイーグルを同日に達成するという、史上2人目の離れ業を演じた、自身へ活を。その言葉通り、序盤からスコアを伸ばしていった。「2番で5メートルのバーディーパットが入った。今週はパッティングで悩んでいただけに、気持ちが乗ってきた」。アウトで3バーディー、そして、インに入って11番から4連続バーディーで、サンデーチャージを披露する。ところが、15番。5連続、と思った矢先、何とボールがカップを一周し、バーディーを逃した。「そんなことがあったから、16番で力が入った。まぁ、仕方がなかったですね」と悔しそうな表情を浮かべている。

　そうはいっても、モヤモヤが吹き飛んで、晴れやかな笑みを。後半戦のツアーは、これからが正念場だ。「次のCATレディースは、ロングヒッターに有利な上、自宅から近いので、きっと応援してくれる人がたくさんいらっしゃるでしょう。それから、その次のニトリレディスも、ロングヒッター向き。ここ2試合は大事な試合が続きます。この調子を磨いていきたい」。今季の目標は複数回優勝。Vの足音が聞こえてきた。