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2015.9.11

見事なまでの修正力で、吉田弓美子が首位浮上

<写真:Chung Sung-Jun/Getty Images>

 2015年LPGAツアー公式戦『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』(賞金総額1億,4000万円、優勝賞金2,520万円)の第2日が9月11日、長崎県長崎市のパサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(6,735ヤード/パー72)で行われた。前日に続いて好調なプレーを披露したのは、吉田弓美子。5バーディー、2ボギーの69をマーク、通算6アンダーとして単独首位に立った。2打差の通算4アンダーは、原江里菜、永峰咲希、テレサ・ルー(台湾)、酒井美紀。また、通算1アンダー、14位タイの渡邉彩香が、今大会の9ホール最少ストロークを「30」に更新した。(天候:晴れ 気温:27.1度 風速:2.7メートル)

 公式戦のように、条件が厳しくなればなるほど、勝負を左右するのが修正力だ。
吉田弓美子はこの日、見事なまでに自身を客観的にとらえる第3の目をもっていた。「ショットがつかまりすぎていると感じたのは、4番。スイングのリズムが速くなっている。技術的なお話をすると、ワッグルの時インサイドに入りすぎているのを気がついた。そこからです、調整したのは…。気をつけながらプレーしたら、良くなりました」と振り返っている。スタートホールは3パットのボギー。しかし、2番で2メートルのバーディーパットを決め、すぐさま取り返す。併せて、勢いをつけるため、ガッツポーズをつくったのも吉田ならではの計算だったという。

 「ボギーを叩いた直後、いいリズムを切りたくなかったからです」と解説。優勝争いを演じた3年前の今大会と違うのは、そういったところだ。「あの時は、シード選手としてシーズンへ臨み、何かを起こしたいと誓って、初優勝を飾ることができました。でも、公式戦はその勢いだけでは…。3年前の自分と比較すれば、地に足をつけ、プレーしていると感じる」と語っている。あすからは勝負の決勝ラウンドへ向け、「1打、1打、集中してプレーします。きょうまでスコアボードの一番上に名前があるのは、1ホール、1ホールをきっちりと消化した結果。気持ちを切り替えて臨みます」。今大会の吉田は、クールビューティーだ。

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