1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 自身初の連覇へ挑戦する大山志保 コース改造で難度はアップ!

2015.10.19

自身初の連覇へ挑戦する大山志保 コース改造で難度はアップ!

 2015年LPGAツアーも残り6試合。今週は第32戦『NOBUTA GROUP マスターズGCレディース』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,520万円)が10月22日(木)から25日(金)までの4日間、兵庫県三木市のマスターズゴルフ倶楽部(6,543ヤード/パー72)で開催される。

 主な出場予定選手は、ディフェンディングチャンピオンの大山志保、マスターズGC所属で、今季の賞金ランキングを独走中のイボミ、前週の富士通レディースで今季5勝目を挙げたテレサ・ルー、賞金ランク上位の申ジエ、菊地絵理香、上田桃子、渡邉彩香など。出場108名の全選手がそれぞれのテーマを胸に秘めて、ビッグトーナメントへ挑む。

 2008年に今大会初Vを果たした大山志保は、11、14年と通算3勝。ところが、「優勝していてこんなことをいうのもおかしいけど、コースはあまり得意ではない。むしろ苦手です。だから、集中力が増して、結果が出ているのかもしれませんね」と苦笑した。昨年は通算19アンダーの完全優勝。圧巻の内容だった。もちろん、今回も大きなテーマをもって臨む。「相手が誰ということより、自分への挑戦です。私は、同一大会で複数回の優勝はあるけど、連覇を達成したことがありません。今年は、狙います」。あわせて、大山が常に口にするのは、リオデジャネイロ五輪出場がかかる、ワールドランキングのジャンプアップだ。「目標は、多ければ多いほどいい」と目の色が変わってきた。

 変わった、といえばコースのロケーションも同様。昨年終了後から、コースはさまざまな改良が施されている。グリーンの拡張工事をはじめ、各ホールのティーインググラウンドも改造。トータル98ヤード、距離が延長されている。
 3番:363ヤード → 370ヤード 7番:182ヤード → 190ヤード
 9番:375ヤード → 385ヤード 12番:501ヤード → 525ヤード
 14番:140ヤード → 173ヤード 17番:175ヤード → 183ヤード
 18番:365ヤード → 373ヤード

 「たった98ヤードの違い、と思うかもしれません。しかし、まるで別のコースのようだ、と感じる選手が多いでしょう。難度が増して、よりスリリングな戦いになる」と期待するのは、競技ディレクター・森岡まゆみだ。当然のように、優勝予想スコアは、「去年よりも下がる」というわけだが、変わらないことは、「15番のパー5はバーディーを獲って、上がりの難しい3ホールでどうスコアをまとめるかですね」と続けた。

 とりわけ、キーホールとなりそうなのが、16番。左ドッグレッグが特徴だ。「選手心理として、どうしても左サイドから攻めていきたい。ただ、左サイドには、バンカーと池がある。少しでも狙いが狂うと、この罠にはまってしまう。勝負を有利にすすめる上で、ティーショットに最善の注意を払わないとなりません」。達人の技、そして勇気が試される。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索