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2015.10.22

気持ちの切り替えを武器に 藤崎莉歩がステップアップ初優勝!

 2015年LPGAステップ・アップ・ツアー最終戦『京都レディースオープン』(賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円)の最終日が、京都府城陽市の城陽カントリー倶楽部(6,326ヤード/パー72)で行われた。

 大会最終日は、5位タイからスタートしたプロ入り6年目の藤崎莉歩が、この日スコアを1つ伸ばし、通算1アンダーでステップ・アップ・ツアー初優勝を飾った。通算2オーバーの2位タイには、岡村咲、石川陽子、新海美優、アマチュアの小倉ひまわりが入った。(天候:晴れ時々曇り、気温:21.2℃、風速:1.6メートル)

 この日は、スタートホールでいきなりダブルボギーを叩いてしまった藤崎莉歩。「やっぱり私は優勝出来ないのかな」という思いが頭をよぎったというが、「でも、コースが難しいので気持ちを切り替えて頑張れた」。3番で2メートル、7番では下りの5メートルを沈め、前半でスタート時と同じイーブンに戻した。

 12番でボギーを叩いたが、続く13番ですぐバーディーを奪い返した。「今日のテーマは"ミスを引きずらない事"でした。私はメンタルが弱くて、ごうぎんの時も初日2位タイから崩れちゃったんですけど、知り合いの方からメンタルを強くするような本を頂いて、お父さんと一緒に失敗した時の考え方やプレー中にストレスを溜めていかないようにするやり方を考えて、切り替えを大事にプレーしていました」。

 15番で同組の八上ひかるがスコアを落とし、この時点で単独トップに立った。「優勝する時は"運"も必要」と、16番ではグリーン手前のラフから15ヤードをチップインバーディー。17番では手前のバンカーに入れボギーを叩いたが、「自分の出来る事をやろう」と気持ちを切り替え、最終ホールのティーショットをフェアウェイ真ん中に。最後も「パーでも優勝出来ると思ったけど、優勝とかじゃなくて目の前の一打を大事に」と2メートルのバーディーパットを決め、ステップアップ初優勝を勝ち取った。

 「16番もそうですけど、大会前から運が来ていた」。現地ウェイティングで会場に入り、練習日に欠場者が出たことで、繰上げでの出場が決まった。ウェイティング出場からの優勝で、難コースを制し、今大会唯一のアンダーパーでステップ・アップ・ツアー最終戦を制した。

 この優勝で、レギュラーツアー4試合の出場権を獲得。「難しいコースで優勝出来たので、自信になりますし、メンタルの弱い自分が気持ちの持って行き方で優勝出来たのもうれしい。レギュラーは上手い人たちや一流の人たちがいますが、優勝出来ないと思っていたらいつまで経っても出来ないので、気持ちだけは負けないように挑みたい」。難コースを制し自信を付けた藤崎莉歩がレギュラーツアーの舞台に挑む。

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