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2016.3.5

単独首位で開幕Vを狙う西山ゆかり『フラットで臨む』

<Photo:Atushi Tomura/Getty Images>

 2016年、LPGAツアーの開幕戦『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億2,000)万円、優勝賞金2,160万円)の第3日が、沖縄県南城市の琉球ゴルフ倶楽部(6,649ヤード/パー72)で行われた。雨に加え、強風が吹き荒れるタフなコンディション。しかし、安定したプレーで西山ゆかりが通算6アンダーとスコアを伸ばし、単独首位で最終日を迎える。通算4アンダーの2位タイは申ジエ、松森彩夏、テレサ・ルーの3人。通算3アンダー、5位タイに藤田さいき、笠りつ子が続く。(天候:雨 気温:19.7℃ 風速8.6m/s)

 プロであるからには、出場した試合はすべて優勝を意識する。ただ、勝ちたい気持ちばかりが先行すると、マイナスの要素につながることが多い。単独首位で開幕Vを目指す、西山ゆかりは、自身との葛藤に打ち勝つことがキーポイントになる。「いつでも、どんな時でも根底には勝ちたい、がある。その本能へふたをして、いかにフラットな状態で自分のゴルフをするか、です。かといって、大事に行くだけでも、臆病な一面が出て、いい結果を得られない。最終日も自分をうまくコントロールできればチャンスはあります」。しっかりした口調で言い切った。充実のオフを過ごしたことが、プレーにも表れた。

 スタート前から、強風が吹き荒れ、雨も激しい。「もう、やるしかない。そんな強い気持ちになった」。ライバルが嫌がる、荒天を味方にすれば、アドバンテージに変わる。このあたりが昨年、ツアー初Vを飾った進化の表れのひとつだろう。加えて、簡単にボギーを叩かない。1番の第2打、木を直撃するアクシデントがありながら、「アプローチでしのぐことができた」という。同組でプレーしたテレサ・ルーが、「西山さんは本当にいいプレーをしていた。見ていてうれしくなるほど。勉強になりました」と脱帽するほどの内容だ。指導を受ける芹澤信雄からは、『開幕戦から、優勝争いができるなんて、西山、幸せだなぁ』のメッセージが届けられた。

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