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2016.3.11

キムハヌルがロケットスタート 2年目の真価を発揮

<Photo:Atsushi Tomura/Getty images>

 2016年LPGAツアーの第2戦『ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップ』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)は11日、高知県香南市の土佐カントリークラブ(6,217ヤード/パー72)で開幕した。東日本大震災から、この日で5年。スタート前の午前7時30分、ギャラリー、選手、関係者が、犠牲者の冥福を祈り1分間の黙とうを捧げた。第1日、65をマークして首位に立ったのは8バーディー・1ボギーの65をマークしたキムハヌル。3アンダー2位タイにイボミ、鈴木愛が続き、2アンダー4位は福田真未など6人が続いている。(天候:晴れ 気温:12.8℃ 風速:7.9m/s)

 日本ツアー参戦2年目のキムハヌルが、圧巻のプレーを披露。「満点のショットをたくさん打つことができました。それにしても今日はラッキー。とりあえずグリーンに乗せて、パープレーができればと思っていた。でも、グリーンがうまく受けてくれたような感じが…。それでいいスコアが出たのでしょうね」と控えめに解説した。そうはいっても、約45日間にわたる中国・広州キャンプで意欲的な練習を積んできたからだろう。「たくさん、ボールを打ちました。キャンプにはジュニアも一緒に参加。メニューは違っても、ジュニアのひた向きにゴルフへ取り組む姿勢を見ていたら、昔の自分を思い出した。もっと頑張らなくてはいけない、と練習にも気合が入ったことが良かったのでしょう。今日、風に負けない強いボールを打つことができたのも、練習の賜物だと感じています」。

 今季の目標は、調子の波をつくらないようにすることだ。「優勝をしたいけど、それには運も必要です。だから、いつチャンスがきてもいいように、ずっと優勝を狙えるポジションにいたい。各試合でトップ10を外さないことを目指している」と話す。

 一方で上達してきたというのは、日本語力だ。元々、将来の日本ツアー参戦を視野へ入れていただけに、韓国時代から日本人講師に教えを受けてきた。「リスニングはかなりできるようになりました。だけど、単語がうまく使えない。今年から少しずつ日本語で会話をするように心掛けている。キャディーさんとは、プレー中に日本語でやりとりをしています」と笑顔で打ち明けている。昨年の賞金女王・イボミの成績が日本語の上達と比例したように、キムもまた『郷に入れば郷に従え』で成功を勝ち取るか…。

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