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2016.9.9

下川めぐみがプロ初の首位 『ギャラリーに感謝』

<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images>

 2016年LPGAツアー公式戦、49回目を迎えた『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,520万円)が9月9日、北海道登別市・登別カントリー倶楽部(6,750ヤード/パー72)で大会2日目が行われた。難コースに加え、雨が1日中降り続くタフなコンディション。通算2アンダーで首位に立ったのは、下川めぐみ。1打差の通算1アンダー、2位タイに申ジエ、全美貞、濱田茉優、酒井美紀が続く。(天候:雨 気温:19.4℃ 風速:1.7m/s)

 「こんばんは」。首位浮上の下川めぐみ-インタビュールームへ入ると、こんなあいさつから話を切りだした。「終盤の4ホールからボールが見えにくい状況。まさか、去年の夏のナイターゴルフ経験がここで生きるとは思わなかった。何事も経験しておくものだな、とつくづく感じています。とてもいい経験。感謝したいのは、最後まで見守ってくれたギャラリーの方々。有難かった。心からお礼を申し上げます」。

 この日は午後スタート。いつもよりたっぷりと睡眠をとった。鉄人・表純子がいつも語っているように、睡眠はパワーを生む。「前半、バーディーチャンスがたくさんあった。でも、なかなか決まらない。これが公式戦の難しさ、とよけいに集中するように。そうしたら、途中からパッティングが決まりはじめた。気がついたら、このスコア。よほど集中していたんですねぇ」と振り返っている。

 今季はプロ10年目。頑張った人には、ご褒美がある。初の1位になった。「何度もプレー中、トップになったことはあっても、途中で崩れてしまう。だから2位が最高でした」。そう笑顔で話すと、「とにかく、難しいコースです。ラフが深く運、不運がはっきりするから、決勝ラウンドでは、リラックスしてプレーします。そして、チャンスが来た時、思い切って頑張る。そんな4日間でありたい、と誓って臨んでいます」。

 下川といえば、ホールインワンで名をはせた。ツアー4回、プライベート1回の計5回。13年フジサンケイレディスクラシックでは、ひと振りで800万円という国内史上最高額を達成。知人から「女性の願いをひとつ叶えてくれる」、三重・鳥羽市の神明神社=通称・石神さん=のお守りをプレゼントされた直後の出来事に、誰もが驚いた。ちなみに、ホールインワン賞・獲得合計金額は、1340万円也。

 「そういえば、最近、石神さんに参拝していない。この大会でいい成績をあげて、『おかげさまで』と報告したいです」。神ってる! を発揮するのは、決勝ラウンドか。

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