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2016.9.18

テレサ・ルーがプレーオフを制して今季2勝目を飾る!

<Photo:Arrow Press/Getty Images>

 2016年LPGAツアー第27戦『マンシングウェアレディース東海クラシック』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の大会最終日が愛知県美浜町の新南愛知カントリークラブ美浜コース(6,397ヤード/パー72)で行われた。優勝したのは台湾のテレサ・ルー。全美貞とのプレーオフを制して、ツアー通算11勝目を手にした。(天候:雨 気温:25.4℃ 風速:2.6m/s)

「やっと来れました!」

 優勝会見を行うインタビュールームに入ってきたテレサ・ルーの第一声だ。開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント以来の優勝に安堵の笑顔がこぼれた。

 最終日は予報通りの雨。さらに読みにくい風の影響もあり、上位陣は前日までのような伸ばし合いではなく、我慢のゴルフを強いられた。テレサ・ルーも13番ホールでティショットをOBを打ち、ダブルボギーを叩くなど、思うようにスコアを伸ばすことができなかった。

 「今日の調子はあまり良くなかったです。あのホール(13番ホール)でスイッチが入ったというか、攻めるしかないと思いました。(全)美貞さんのゴルフは安定していてミスがないので、私がバーディーを獲るしかないと気持ちを切り替えました。ただ、2打差は大きいです。無理かなとも思いましたが、我慢してバーディーチャンスを作って、あとは神様次第かなと」。

 追い込まれた時に自分のゴルフに徹することができるあたりはさすがと言うべきだろう。しかし、そんなテレサ・ルーも先週の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯では、冷静にはプレーができていなかったと言う。

 「先週はずっとミスばかり。今日は冷静に考えてプレーすることができました。マネージメントもきっちりできていたと思います」。悔しい想いを糧に今週は早々に結果として残すことができた。

 また、台湾の代表としてリオ五輪に出場したこともテレサ・ルーをさらに成長させるきっかけとなったようだ。「海外選手とのプレーに刺激を受けました。インビー・パークのパッティングやリディア・コの冷静さなど、自分も彼女たちのような強いプレーヤーになりたいと感じました」。

 約3ヶ月間、日本のツアーを離れていたテレサ・ルーだが、今週のプレーぶりを見ると、終盤戦の中心選手になることは間違いないだろう。

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