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2016.11.6

final day プラスワン~レキシー・トンプソン~

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

TOTOジャパンクラシック 太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)最終日

 スコア提出を終えると、すぐさま、ギャラリーの元へ。「朝から、きょう1日、応援してくれてありがとう」と、記念にサインボールを手渡した。もちろん、サプライズだ。18ホールをともに歩いた感謝に、ギャラリーが仰天するのも当然か。それだけではない。自身の携帯電話を取りだして、SNSへアップするため、ギャラリーにまじって、記念撮影を行った。どんな人が応援してくれるのかまで、細かくチェック。その目配りにも、すごい-と感じる。

 「きのうもきょうも、最終18番ホールでいいところをお見せできなかったのは残念。でも、日本へ来るたびに、温かい声援に感謝しています。大好きな国のひとつ。また戻ってきます」。

 米国のウェブサイトでは、2016年シーズン、最も美しいプレーヤーへ選出されている。天才少女から、大きくイメージチェンジした稀有な例とも評判だ。15歳でスポーツ用品メーカーと契約。近年では最も成功したアスリートのビジネスモデルといわれる。代理人のボビー・クラウスラー氏は、「181センチの長身で、ブロンドのヘアー、ブルーの瞳。アメリカンビューティーの典型だ。しかも、彼女は強くて美しい。そんなアスリートが活躍する女子プロゴルフの世界をもっと大々的に広めたいと感じた」という。

 プレーは当然のこと。さまざまな媒体で露出を増やした。雑誌などで水着姿などのグラビアを展開する。こうした路線をとることは、両親にも承諾を得た。とはいえ、「セックスアピールは好きじゃない。最初は、私がとてもナーバスになったけど、しだいにこれもおもしろい経験だと感じるようになった」。一方で、同性からの支持をなくすというリスクがあったものの、アニカ・ソレンスタムなどがエールを送り続け、すんなりと女性からも受け入れられている。

 極め付けは、陸上のスーパースター、ウサイン・ボルトとCMで共演したことだろう。「プライベートジェットに乗って、イタリアのミラノまで。あの時も、素晴らしい時間でした」と話している。異競技のスーパースターとの交流は、何物にもかえがたい。コースの内外で、かつてない女子ゴルファーを目指している。

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