2017.5.17
百戦錬磨のルーキー・井上陽子 レジェンズツアーデビュー戦Vに向け首位発進
2017年度LPGAレジェンズツアー開幕戦 『グリーンアカデミーカップ』(賞金総額1,000万円、優勝賞金150万円)の1日目が、福島県白河市のグリーンアカデミーカントリークラブ(5,900ヤード/パー72)で行われた。
大会1日目は、2アンダーの首位タイにこの試合がレジェンズツアーデビュー戦となる井上陽子をはじめ、下條江理子、ケイジャンヌ、斉藤裕子、たにひろえの5名が並ぶ混戦となった。ディフェンディングチャンピオンの白戸由香はイーブンパーの7位タイとしている。(天候:曇り 気温:14.5℃ 風速:1.4m/s)
18歳からゴルフをはじめ、わずか4年後にはプロテストに合格。1996年にLPGA新人賞、日本プロスポーツ新人賞を受賞し、1999年には年間2勝などキャリアハイをマークするなど、レギュラーツアー通算4勝を誇る井上陽子。
この4月に45歳を迎え、満を持してレジェンズツアー参戦となったわけだが、そんな百戦錬磨の井上でも、プロ入り23年目にして再び『ルーキー』の肩書きを背負うのにはむず痒さを感じているようだ。「“新人なので”思い切りプレーしたいと思います」と強調するようにわざとらしく語る様は、本心なのだろうが同時にどこか気恥ずかしさを誤魔化しているようにも感じられた。
その一方で、レギュラーツアーで戦う技術は今も健在。前半はバーディーチャンスに多くつけながらも、グリーンが速いという先入観からパットを打ち切ることが出来ず、37ストロークの1オーバーとしたものの、後半に入るとすぐさまアジャスト。4バーディー、1ボギーの33をマークし、前半の出遅れを補って余りある貯金を築き上げた。
「先輩方が頑張ってゴルフしているのを見ると自分もまだまだ学ばなきゃ、頑張らなきゃという気持ちになる」と新人らしいフレッシュなコメントを残した井上。ふと横に目をやると、まもなく見頃を迎えるツツジが目に入った。ツツジの花言葉は「節度」、「慎み」。先輩への尊敬の念を怠ることのない井上が、経験豊富ながらもルーキーらしい思い切ったプレーでデビュー戦Vを目指す。
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