1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 上昇ムードの永井花奈 果報を寝て待ったが-

2017.6.2

上昇ムードの永井花奈 果報を寝て待ったが-

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 2017年LPGAツアー第14戦『ヨネックスレディスゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の大会1日目は、荒天のため競技が中止になった。本大会は2日間36ホールに競技短縮、6月3日(土)に、新潟県長岡市・ヨネックスカントリークラブ(6,423ヤード、パー72)で第1ラウンドを改めて行い、上位70名が4日(日)に行われる決勝ラウンドに進出する。

 果報を寝て待った。ところが…。目まぐるしく天候が変化したこの日、永井 花奈は午前10時09分、ティーオフだった。2度の中断の後、中止が決定したわけだが、「途中で無理だと思いました。風がすごい。私はクラブハウスへは引き上げないで、ずっとコースにいたから、わかります」と解説する。そうはいっても、荒天の中に立ち続けていたわけではない。5番が終わった後、売店で再開を待っていたのだ。「自然には勝てない。イライラしても仕方がないから、寝ていました。1日目がキャンセルになったのは、ちょっと残念。2週間前から、調子が良くなってきたからです」。

 16年のプロテストで合格し、今季が初のフル参戦のシーズンだ。「毎週、試合に出場できることがうれしい。プロになって決めたことがある。それは、中途半端は絶対、避ける。今はゴルフを徹底的にやる時だと思う。自分で決めたことだから、休みはつくらない。試合の翌日の月曜日も、トレーニングと練習です」と話す。とはいえ、すぐに結果へあらわれるほど甘くはなかった。「シーズン前、もうちょっと、いい成績が残せるかなぁ、と思ったけど…。でも、確実に上達している手応えがある。飛距離がのびているし、調子が悪い時も大崩れがなくなった」。相撲でよくいわれる3年先のけいこである。

 ちなみに、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップは、エントリーミスで出場することができなかった。そこで、知人から誘いを受け、神奈川へ釣りに出かけている。「楽しかったです。経験はほとんどないけど、ヒラメを2匹釣りました」という。高級魚でしかも、難しい。こちらも、才能がありそうだが、まずは仕切り直しの3日が大切。「36ホールの短期決戦。今年は、1日目があまり良くない傾向があるから、いいスタートを切りたい」と、自らに言い聞かせた。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索