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2017.6.8

1st day プラスワン~三ヶ島かな~

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)1日目

 正念場がやってきた。最低でも予選通過。できれば優勝争いを演じたい。三ヶ島かなは、家族愛にあふれ、記念日を人一倍、大切にする。11日は妹・里奈さんの誕生日。「何十年ぶりでしょうか。日曜日、コースへ来る-と、ものすごく楽しみにしている」という。今季のQTランキングは1位。飛躍が期待されるシーズンだ。しかし、開幕戦で予想外の事件が起きた。1日目の11番(パー4)で、5パットの8を叩く。「ゴルフ人生で初の体験。何で、あんなことになったのか、全くわからない。それ以降、リズムが悪い。負の流れが止まらない」と頭を抱えていた。

 なるほど、14試合で予選通過が、わずか5試合だけと、かつてないスランプに。そこで、意を決して、宮里藍のふところへ飛び込んだ。6日の練習ラウンドを一緒に行うチャンスを得る。「たまたま、空いていたので、ラストチャンスと思って、勇気を振り絞ってお願いしました。とても気さくな方です」と話し、「ラウンド中、パッティングのお話をうかがった。パッティングのイメージや、距離感についてです。ゴルフって、人それぞれ、やり方が違う。だから、私は周囲の人へ、どうしたら…といったことを質問したことはありません。でも、宮里さんとお話をするのは、最後のチャンスかもしれない。だから、ご自身の流儀を聞いてみたかった」。

 勝負運上昇の予感も漂っていたそうだ。2週前のリゾートトラストレディスのプロアマ戦で、「あっ、あれが欲しい、と思った賞品がゲットできたから」。現在、超がつくほど品薄状態の、据え置き型ゲーム機をモノにする。3位の賞品だった上に、5試合連続予選落ちがストップ。前週は今季最高の14位タイで今週、宮里とのラウンドが実現したのだから、今回は大会1日目から好ムードに包まれていた。

 この日は今季のベストスコア69をマークした。「藍さんのおかげです。イメージがわいたら、すぐにその通りに打つ、を実践したら、ショットもパッティングも格段に良くなった」と言葉を弾ませた。宮里の教えは一生の財産となる。登録名は、かなとひらがな表記でも、戸籍上は漢字で伽奈。プロ転向の際、姓名判断で、こんな話をされた。「漢字で行けば、ドカーンと一時的に成績があがるけど、故障などのリスクが伴う。ひらがなの場合は、すぐに成績は上がらないかもしれない。でも、コツコツと努力を続ければ、花開く時がくる。迷うことなく、ひらがなにしました」と明かす。

 5パットの呪縛から解放され、晴れやかな笑みが飛び出した。所属するランテックは、かつて父・直さんが勤務していた企業だ。本格的にツアーへ挑戦してから、キャディー兼コーチに専念するため退職したが、父娘を応援するスポンサーに名乗りを上げた。次週は父の日だ。2週連続の発奮材料が目前にある。

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