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2017.6.10

3rd day プラスワン~永峰咲希~

<Photo:Mastespress/Getty Images>

サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)3日目

 夢は大きく。そして、文字に記す。小学3年生の記念文集。永峰咲希は『宮里藍選手のようになる』とイラスト付きで書き込んだ。また、その数年後の読書感想文では、宮里の本をテキストにした。昨年のTOTOジャパンクラシック最終日、初めて宮里と、ラウンドするチャンスを得た永峰は、そうした思い出を伝えたという。

 「本当は先輩だから、藍さんと呼ばなければいけない。でも、子どもの頃、藍ちゃんと呼んでいたから、思わずそう呼んでしまった」と振り返る。「藍さんのキラキラとした瞳が、印象に残った。私の瞳までキラキラしました。ゴルフの技術だけではなく、すべてがプロフェッショナル。そう感じました。人としてしっかりしていて、その後にゴルファーがついてくる。そんな方だから、子どもたちに夢を与えられるんだなぁ」。

 ゴルフを本格的にプレーするようになると、宮里がかなわなかった不動裕理に興味をもつようになった。知人に依頼し、不動のサインを手に入れる。咲希ちゃんへ-と書かれたことが、何よりうれしい。「自宅にあります。私のゴルフ人生は、藍さんでスタートして、不動さんで確信に変わりました。ちょうど、女子ゴルフが華やかになる頃。いい時代に生まれたと思います。お二人が私にとって、永遠のヒーロー」と熱く語っている。

 人にやさしく。ジュニアにはもちろんだが、永峰はお年寄りには、特に親切だ。「プロで私が、一番簡単かもしれない」とのサインは、「宮崎でおじいちゃん、おばあちゃんから、せっかくサインをもらっても、誰のものかさっぱりわからない。読めるものを書いてほしい」。そんなリクエストから誕生した。

 今大会は3度目の挑戦で、初めて予選突破を。「イライラしない。落ち込まない。タメ息をつかない。この3つがテーマですからね」。ひょっとしたら-と期待を抱いた最終日の同組は、巡り合わせで、実現しなかった。これも、運命だ。宮里組のひと組後でも、その姿は視界に入る。それ以上に、今季最高のプレーをすることが感謝と惜別のメッセージだ。

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