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2017.6.18

5打差の逃げ切りも、実は… テレサが焦った

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 2017年LPGAツアー第16戦『ニチレイレディス』(賞金総額8000万円、優勝賞金1,440万円)大会最終日が6月1日、千葉県千葉市・袖ヶ浦カンツリー倶楽部新袖コース(6,566ヤード、パー72)で行われ、首位からスタートした、テレサ・ルーが逃げ切りV。今季通算2勝目をあげた。5打差の2位タイに、武尾咲希、葭葉ルミ、新海美優が入った。(天候:曇り時々晴れ 気温:21.2度 風速:3.9m/s)

 終わってみれば、2位グループに5打差をつける圧勝。見る立場からすれば、今季の2勝目は大楽勝劇のように感じたかもしれない。「きょうのゴルフ内容はよくない。彼女(同組・新海美優)のプレーを見ていたら、いつの間にかプレッシャーを感じていたみたい。9ホールを終了して、1打差。焦った。パッティングなどがうまくいかなかったから…。比較的、やさしいパー5の7番でボギーだったことも、ショックだった」と振り返る。

 ところが、テレサ・ルーは、勝負所を知っていた。10番の第3打を80センチにつけ、楽々とバーディーを。「雨が降ってきたから、集中できたと思う。グリーンにボールがとまりやすくなり、もう1度、マネジメントをしっかり。雨の日は、いろいろな作業が多くなって、面倒くさい。少ないストロークで、できるだけ簡単にプレーするのがコツです」と話した。

 前週の最終日も最終組でプレーした。ところが、同組のキムハヌルと堀琴音の優勝争いに加わることはできず終い。「さみしかった。誰も私には注目してくれない。不調の要因は、PW。9IとPWの飛距離差が20ヤードもあったせいだと感じました」。同じ轍は踏まない。開幕前日、PWのロフトを立て、5ヤードの飛距離がプラスされるように調整を。「今回の優勝はPWにつきます」と明かす。

 昨年はリオデジャネイロオリンピックなどの出場で、日本ツアーから約2カ月間離れた。そこで、今季は腰を落ち着ける。「30試合以上を、消化しなければなりません。私の課題は体力。だから、オフにはこれまで以上、トレーニングをしました。だって、疲れてくると、もうダメと弱気になるから」。

 また、米ツアー同期デビューを飾った宮里藍の引退表明に言及した。「彼女は私にとってスーパースター。まだできるのに。だけど、それも彼女の決断です。私は、まだまだ引退など考えていない。全力で頑張ります」と活を入れている。

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