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2017.9.8

友情の証はVで- 黄アルム、18番で超美技を披露

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 アジアナンバーワンを決定する『第50回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』(賞金総額2億円・優勝賞金3,600万円)大会2日目が9月8日、岩手県八幡平市・安比高原ゴルフクラブ(6,640ヤード/パー71)で行われた。通算4アンダーの首位に黄アルム、東浩子、柏原明日架が並んだ。3打差の通算1アンダー、4位タイは笠りつ子、川岸史果など4人。大混戦で9日からの決勝ラウンドを迎える。(天候:晴れ 気温:25.1℃ 風速3.7m/s)

 大会2日目、68をマークした黄アルムは、好調の要因を、「ラッキーかなぁ」と振り返った。極め付きは18番。残り95ヤードの第3打はピンへ向かっていく。ところが、バックスピンがかかり、13メートルも戻ってしまう。しかし、これを沈めてバーディーフィニッシュ。実に美しいパッティングだった。

 「最後のホールで、信じられないようなバーディーが来た。気分がとてもいい。明日も一生懸命にプレーしよう。そんな気持ちになりました。今日は、ダブルボギーやボギーを叩いたホールは、ツキがない。ボールがディボットに止まるなど、仕方がないケース。そこは落ち込むのではなく、仕方がないと割り切ってプレーしたら、たくさんバーディーを獲ることができた」と語っている。

 2008年から8年連続の賞金シードを獲得。だが、16年にシードを失うと、昨年も思うような成績が残せない。そこで改めて自分と向き合う。「ファイナルQTの独特のムードに飲み込まれ、去年は1日目に4ペナルティーを受けた。自分のミス。もうどうしたらいいかわからない。欲を捨てて、1からやり直すことを誓った。リセットしたらQTも2日目からまずまず…」

 オフから、イボミのコーチとして知られるチョ・ボムスさんから指導を受けるようになったのは、「私の母と、ボミのお母さんの仲がいいからです。一緒に合宿などを行った。スイングなど、改めて見直してここにきて、ようやく結果が出るように。特にショートゲームが良くなった。スイングで変わったのは、手首を使いすぎだったから、体を使うことですね。パンチショットや、フェードボールをきれいに打ち分けられる」といい、「好きなゴルフをできるだけで幸せだけど、ボミが自分のことのように私を心配している。だから、ボミのためにも頑張って成績を残したい」と心優しい一面をのぞかせた。

 そして、ハッと気づいたことがある。いつも好成績で取材をする際、同じウエアではないか-。「このプリントが気に入っている。いいことがあります。前週(2位の下川)めぐみさんも、同じものを着ていた。今日、帰ったらクリーニングへ出して最終日、もう一度ですね」。勝負服は幸運と忘れかけていた、自信を運んできた。

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