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2017.11.2

期待を胸に-鈴木愛が再上昇

 2017年LPGAツアー第35戦『TOTOジャパンクラシック』(賞金総額150万ドル・優勝賞金22万5,000ドル)が11月3日、茨城県小美玉市・太平洋クラブ美野里コース(6,608ヤード/パー72)で開幕する。2日は公式練習日。各選手、入念に最終調整を行った。

 2日、17時。鈴木愛は日没まで、いつものように調整を行った。しかし、いつもと違ったのは、「良くなっている。それも、かなり」。これほど、自信たっぷりの表情はしばらくの間、みたことがない。「少し、神経が過敏になりすぎていたみたい。ずっと、スイングのトップで手首の位置を気にしていたら、プレーのリズムが狂ってしまった。それが、前週あたりから、徐々に気にならなくなり、きょうのショットがすごくいい。9ホールをプレーしたけど、ほぼ狙い通り」と説明した。

 2試合前は、予選落ち。前週が10位タイだった。もっか2位につけている賞金女王のプレッシャーなどを知らず知らずの内に、感じていたのだろう。どことなく、ピリピリとしていたのも、そんな舞台裏が影響したのかもしれない。1日目はリディア・コ、チョンインジと同組でプレー。「以前から、一緒にプレーしたい2人でした。とても、素晴らしい組に入れてくださった。期待されているのかなぁ。まぁ、あんまり力を入れず、お2人から、ヘタ-と思われないプレーをしたい」と語った。

 元々、海外志向が強い。「でも、Qスクールを受験してまで行くのは…。だから、この試合で勝って行ける形がベストですね。ただし、今までは話していなかったけど、その前に賞金女王になってから、と思っていました。今回は2つのことを叶えるチャンスかもしれませんね。フフフ…」。まるで他人事のようにいう。これが、本来の姿だ。パッティンググリーンで繰り返したのは、10-12メートルをカップインさせる練習。「10メートルを超えると、なかなか入らない。やはり、バーディーをとるためには、5-7メートルにつけないとダメです。そうはいっても、ロングパットも練習しないと」。その1ストロークが、勝負を分ける。


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