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2017.11.4

2nd day プラスワン~ブルック・ヘンダーソン~

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

TOTOジャパンクラシック 太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)2日目

順調な人生。今を生きる幸せがストレートに伝わってきた。「とてもエキサイティング。毎日が楽しい」。プロ転向2シーズンでメジャーを含む、通算5勝をあげている。ただ、日本では、軽井沢で開催された、世界アマチュア選手権を制しているだけに、知名度は抜群だ。

 「今日までで、メジャータイトルを手にすることができた。すごくうれしい。でも、キャリアは4歳からです。プロになって日は浅いけど、そのための準備はずっと行ってきた。努力は今も続いている」。サラリといった。どんなことをしたのだろう。「身体能力、精神力を向上させる目的で、アイスホッケーなどを経験。ゴルフは我慢のスポーツです。でも、それと好対照のことをすれば、きっといいだろうなぁ、と感じて挑戦しました。ホッケーで攻撃を学んだ」。

 とはいえ、そんな一面は少しもわからない。わずかに面影を残すのは、アスリートを連想させる体形だ。もちろん、日々のトレーニングも欠かさない。が、エネルギッシュなオーラを発散させるのは、どんな秘密が隠されているのだろうか。「ツアーでは、移動距離が長い。北米だけではなく、今回のようにたくさんの国でプレーしている。よく、移動は大変ですね、と質問を受けますけど、私はむしろ楽しいと思う」。さらに、「知らない土地を回るのは、とても刺激的。知らなかった土地でさまざまなことを見て回ると、すごいエネルギーをもらっているように感じます。そして、次に訪れる際は、リラックスしながら、新しい発見を行う。素晴らしい経験です」と楽しそうに語っている。

 初来日では、長野新幹線を体験し、東京ではバス観光。「日本は、とても美しい。そして、とてもきれいな街。食べ物もおいしい」と話した。この日、ホールアウトすると、サインを求める長い行列が。もちろん、飛び切りの笑顔のおまけをつけ、歓迎に応えた。「日本の方は、とても信頼できる人たちです。きょうも、列をつくってずっと静かに私を待っていてくれました。なかなか、こうはいきません。後ろから押したり、割り込んだり…。素晴らしい人ばかりです。新しく、うれしい発見で、私が幸せになりましたね」。

 カナダが生んだスーパースターは、好奇心が旺盛な、20歳の人格者だった。

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