2017.11.4
蘇る自信、気力も充実 鈴木愛がピタリ
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
TOTOジャパンクラシック 太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)2日目
日本には、鈴木 愛がいた。フォンの独走は許さない。「後半だけ、すごかったですね」とまるで他人事のように話す。もちろん、笑顔を絶やさず。こういうときの鈴木は、間違いなく調子がいい。キーホールは、10番。ピン手前、6メートルのバーディーを決めた。「私は、インコースでスコアを伸ばす作戦。前半はバーディーがひとつだけだから、余計です。でも、不思議と焦りはなかった。シャンシャンさん、すごいなぁ。1人でスコアをどこまで伸ばすのだろう。そんな感じでスコアボードを見ていた。だから、10番でバーディーが来たときは、モチベーションが一気に上昇です」と解説した。
ハイライトは、17番パー5。残り188ヤードの第2打は7Wで振り抜き、ピンへ一直線に飛んでいく。あわや、アルバトロスのシーンだったが、そこまではうまくはいかない。でも、楽々とイーグルを奪取。首位とは、2打差で最終日を迎える。「できたら、うれしいけど、優勝は考えていません。私の目標は5アンダーを上積みすること。内容重視です。とにかくいいゴルフをしたい。そうすれば、次週からの残り3戦。いい勝負ができる予感がする」。自然体で臨む鈴木は、本当に怖い。逆転劇が得意だから-である。
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