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2017.11.5

鈴木愛、賞金ランク1位へ浮上 『勝ちたかった』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

TOTOジャパンクラシック 太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)最終日

 ホールアウト直後、優勝したフォンシャンシャンが鈴木 愛へ言葉をかけた。「なぜ、アメリカでプレーしないの」と。それほど、この日のプレーは際立っていた。「自分でいうのもおかしいけど、成長したな。そう感じます。2位だったけど、仕方がない。フォンさんは強かった。ツキにも恵まれたと思う。何回もボールがカップをくるりと回って、入るシーンがあった。優勝する時は、そういうことが結構、あります」と、サバサバした表情で語っている。

 スタート前の練習。ドライビングレンジのショットは右へ、左へ、と荒れ気味。ところが、強い信念が自身を奮い立たせた。「リズム崩さず、自信を持っていく。優勝する」。いざ、スタートすると、気持ちの持ち方でショットの調子が変わった。「3日間、ショットの状態が本当にいい。だから、バーディーチャンスを、たくさんつくることができました」と話した。特に、バックナインへ入ると毎ホール、バーディーチャンスをつくる。「インに入ってからが勝負です。でも、パッティングがなかなか決まらない」。

 確かに、そうだ。9ホールで4バーディーを奪ったものの、すべてが1メートルの距離。12番・3メートルや、13番の2メートルなど、惜しいシーンの連続だった。「確かに、外れはしたけど、うーんと考え込んでしまうようなライン。だから、仕方がなかった」と説明する。これが、勝負のあやというものか。

 「いいえ。まだ、練習が足りないということでしょう。毎日、勝負所できっちりと沈める。それを目指しての練習ですからね」と語った後、「ショットの状態が良ければ、チャンスがつくれる。残り3試合もこんな感じで行きたい」。

 一方、今季の最大目標である、賞金女王へ向けて大きく前進した。キムハヌルを抜き、首位へ。「それは、考えていない。とにかく、優勝することだけです。きょうは勝ちたかった」と、唇をかんだ。

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