ヴァーナルレディース　最終日

　LPGAツアー第8戦『ヴァーナルレディース』（賞金総額12,000万円、優勝賞金2,160万円）最終ラウンドが福岡県朝倉市の福岡センチュリーゴルフ倶楽部（6,541Yards,Par72）で開催された。今日も朝から天候に恵まれ、多くのギャラリーがコースに訪れた。その中、全美貞（ジョンミジョン・韓国）が6ホールにわたるプレーオフの末、不動裕理を破りLPGAツアー制度施行後（1988年以降)初の3週連続優勝を挙げた。2位には不動裕理、3位には原 江里菜となった。

　2位に3打差をつけての首位からスタートした不動裕理は2番でバーディを奪い、ノーボギーのまま後半へ突入。2位からスタートした全美貞（ジョンミジョン・韓国）は出だし1番でボギーを叩くも、6番と7番で連続バーディを奪い、首位の不動を3打差で追い後半へ。 14番で不動がバーディーを奪い残り4ホールで4打差とし勝負あったかと思われたが、全が15番バーディー、16番でチップインイーグルで一気に１打差に。そのまま向かえた最終ホールで、不動が痛恨の3バットでボギーとし、プレーオフに突入。

　プレーオフは、お互い譲らず6ホール目まで進み、最後は全がバーディーを決めて優勝を決めた。全は「まさか優勝できるとは思っていませんでした。（途中引き離され）やっぱり優勝は不動さんかなと思っていました。16番でイーグルが取れ運が来ているなと思いました。(3週連続優勝について)日本に来て日本の記録に自分の名前が残せることは光栄だと思います。来週も出場しますので、期待していてくださいね」。
　不動や大山志保、宮里藍、小林浩美など１８人が達成していた2週連続優勝の記録を塗り替えた。さらに来週この記録を伸ばすことが出来るか注目したい。

2位　不動裕理
「残念ですが、（プレーオフ）6ホール目まで行っただけでも良かったと思います。4打差あったときでも油断はしていなかったんですが、まさかイーグルを出されるとは思わなかったです。やっぱり勢いのある人は違いますよね。最後アンダーで回れたのはたぶん今年初なんでこれからどんどん行きたいですね」。