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2018.3.1

Day 1 プラスワン~キムハヌル~

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)1日目

 良き敗者は、良き勝者になるか。今季、LPGA会長・小林浩美がアピールしているのは、1打の執着心だ。2017年、1ストロークに泣かされたといえば、やはりキムハヌルだろう。ツアー最終戦、最終日の18番。痛恨のボギーを叩き、メルセデス最優秀賞を逃した。「1ポイント差で大きな賞を逃したことを、両親にはとてもいえなかった。1年間、一生懸命にプレーしてきた。その場では、そんな感じで、自分を納得させたけど、すごく悔しい」と改めて、振り返っている。

 以前から、メンタルの弱さを指摘されているが、「精神力は、自分でコントロールしなければならない。メンタルトレーナーなどから指導を受け、強くなっている選手もいるけど、私にとって精神力は、他の人から教わるものではないと思う。それは、自分で経験を積みながら、強くするものです」と力説した。オフはベトナムで調整を行っている。「例年に比べ、ショットの練習は少なかった。その分、1年間を乗り切る体力をつける目的で、トレーニングをたくさん……」と笑顔をみせた。

 方針転換の裏には、もちろんタイトル奪取というターゲットが隠されている。「まずは1勝目をあげてから、賞金女王やメルセデス最優秀選手などのことは考える。いい流れを引き寄せないといけませんから。ただ、LPGAアワードの資生堂ビューティー・オブ・ザ・イヤーは今年、絶対に欲しい。自分を美しくみせることは女性、男性の区別などない。人は常にそうあるべきだと思います。私は、資生堂の化粧品を愛用しているし、選んでくだされば光栄」と目を輝かせた。

 あまり知られていないが、日本でもチャリティー活動に熱心。とてもやさしい。また、ベトナム合宿中には、こんなことも。「インスタグラムのフォロワーが一気に増えた。それも日本の方……。いったい、オフなのにどうしたのだろう、と調べてみると、私が王様のブランチに出たかららしい」。

 一方、平昌オリンピックでは、男子フィギュアスケートの羽生結弦に驚かされた。「幼少時、スケートの経験がある。ソチオリンピックまでは、キムヨナさん、浅田真央さん、安藤美姫さんなどに注目していたけど、羽生さんの4回転半ジャンプにビックリ。とにかく、素晴らしい。私は、1回のジャンプで1回転できるかどうか……」と興奮気味に話す。ちなみに、今年12月には、30歳の誕生日を迎える。「あまり考えたくはありません。でも、体力のリカバリーが少し遅くなってきたように感じる」。18年はグッドウィナーを目指す。

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