堀琴音　プロ5年目のスタート

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

　2018年、いよいよスタート。左手首痛の不安が去り、堀琴音がようやく自身の開幕戦を迎える。「わくわくします」とは当然のこと。しかし、「試合勘がない。そのあたりで一抹の不安を感じる。いつも、沖縄で、皆さんへよろしくお願いいたします、とごあいさつします。でも、今年は大阪で、というところが何か不思議な気持ち。左手首は、もう心配いりません。タイで試合へ出場した際、調子があまり良くなかったので、一生懸命に練習したら、違和感が出て…。腱を痛めたらしい。しっかり治療することにしました」と打ち明ける。

　日常生活を送る上では、支障がないものの、肝心のゴルフでは、「インパクトで痛みが走る。私の目標は長く、長く、プレーをすることです」とも付け加えた。当然ながら、不安は解消。一方で、休養中、堀を熱くさせたことがあった。開幕戦で、諸見里しのぶの活躍である。「一緒にタイで合宿をしました。やっぱりすごい。技術もすごい。しのぶさんの苦しい時期を知っているから、よけいです。私も刺激を受けました」と興奮気味に語った。

　とはいえ、いきなりVは－の質問に、「第1日は、雨の予報です。心を落ち着かせ、とにかくプレーを楽しむ気持ちが大切」。プロ5年目のシーズンは、落ち着き払っていたことが、印象的だ。