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2018.3.25

鈴木美重子のプラスワン・テック

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI UMKカントリークラブ(宮崎県)最終日

 大混戦の今大会。まさに、紙一重の勝負でした。印象に残るのは、通算12アンダーで首位に並んだ、フェービー・ヤオさんの18番。最終日のピン位置はとても難しい。右上で傾斜があり、パー5とはいうものの簡単には、バーディーを奪うことができないロケーションです。8Iを選択した第3打の残り距離は、117ヤード。ピン左、1.5メートルにつけて会心のバーディーだったと思います。勝負を決めたプレーオフ3ホール目も同様。この時の第3打は99ヤードをPWで、バーディーチャンスを演出しています。

 「私は、それほどティーショットで飛距離を稼げるタイプではない」と口にして、必死に100ヤード前後のショートゲームに磨きをかけた結果が、約4年ぶりの優勝につながったのでしょう。これなら、という武器をもつ。必死に努力すれば、いつかはチャンスが巡ってくる、という典型だと感じました。

 一方、敗れはしたものの、比嘉真美子さんの健闘も光りました。体調不良で本調子ではなかったと聞いていましたが、日を追うごとに復調。最終日、ノーボギーのラウンドは見事だと思います。ただ、今回はちょっと運がなかった。プレーオフを戦った2人。感心したことはスイング時、トップのヘッド方向がスクエアに保たれていることです。これが、猛練習の証でしょう。

 2018年のLPGAツアー。開幕からハイレベルの優勝争いが続いています。開幕戦=2打差、第2、4戦=プレーオフ、第3戦=1打差。見応えがあるのは、選手個々が努力をしているから。話をフェービーさんに戻すと、この1勝はきっと忘れられないものに違いありません。トーナメント規定の変更で、TP単年登録から、LPGA会員へ。意識していたの-という質問に、「はい」と即答でした。

(担当理事・鈴木 美重子)

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