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2018.4.6

1センチの工夫 小橋絵利子、春の嵐も怖くない

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2018年LPGAツアー第6戦『スタジオアリス女子オープン』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)が6日、兵庫県三木市・花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース(6,332ヤード、パー72)で開幕した。大会第1日は、春の嵐。25組がホールアウトできず、15時55分に荒天のためサスペンデッドが決定した。第1ラウンドの競技は7日、7時から再開する予定。(天候:雨 気温:18.2℃ 風速:6.8m/s)

 創意工夫。小橋絵利子が、春の嵐と真っ向勝負に挑んだ。好スコアを生み出したのは、わずか1センチの工夫だった。「後半から風と雨が、とても強くなってきた。私、こういう日のラウンドは好きではないし、得意でもありません。最も、気をつけたのは、コントロールショット。クラブを短く握ります」と説明している。

 企業秘密と笑顔で逃げる手もあるが、懇切丁寧。しっかりと、荒天対策を報道陣にレクチャーした。「1センチぐらいです。短くするのは。ちょっとグリップエンドが見える程度です。こうすることで、しっかりとミートできる。1Wに効き目があります」と解説を加える。

 一方、パッティングはどうか。「ずっと、パッティングで悩んでいました。でも、近道はない。とにかく、練習するしかありません」といい、こんなエピソードを話してくれた。「前週から、パターを替えてみた。今までのマレットタイプを、センターシャフトのピン型に。まったく、違うタイプにしたのは、気分転換してみたかったからです。でも、違和感がない。それだけではありません。どこを向いているか。そこが私には、わかりやすかった」。象徴的なシーンは6番。手前カラーから、上り15ヤードをパターで沈める。まさに方向性と練習の賜物だろう。

 また、この日のハイライトは15番。ギャラリーが神業-と感じるほどだった。第1打をグリーン左へはずす。ピンまで15ヤードは、ボールをフワッと上げなければ絶対に寄らないロケーション。56度を選択し、ロブショットでチップインを決めた。「コースによって56度を入れている。きょうは、ばっちりでした」。自然を相手に小橋流の傾向と対策は、あすも続く。

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