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2018.4.20

勝みなみ 70点で首位スタート

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第8戦『フジサンケイレディスクラシック』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が20日、静岡県伊東市・川奈ホテルゴルフコース 富士コース(6,376ヤード・パー71)で開幕した。好天に恵まれ、好スコアが続出。6アンダーの首位に永峰咲希、勝みなみ、成田美寿々が立った。また、賞金800万円がかかったパー3の17番。幡野夏生がホールインワンを達成した。(天候:晴れ 気温:21度 風速:1.1m/s)

 怖さ知らず。若さの特権だ。勝みなみが65をマーク。首位スタートを決めた。「川奈は初めて。コースをあまり知らなかったことが、良かったみたいです。だから、このスコアが出たのかもしれませんね」と振り返る。無心が集中力に結びつく。3番、119ヤードの第2打をピン手前2メートルにつけ、この日、初のバーディーを奪う。その後も、5つのバーディーを積み重ね、ノーボギーのラウンドだった。

 とはいえ、自己採点は、「70点」と厳しい。「あがってみたら、6アンダーでした。自分では、それほどいいスコアが出る感じではなかったです。あれだけ、ショットがよかったのに…」と悔しそう。その理由を、「チャンスが、もっとたくさんあった。11、12、15、18番は2メートル以内。特に悔しかったのは、12番。1メートルのチャンスを外して、アッ-とさけびそうになった。短いパッティングでも、微妙な傾斜と目が…。高麗グリーンならではの難しさでしょう。欲をいえば、10アンダーぐらいを出したかった」と話す。

 ただし、今シーズン、一番調子がいいことは間違いなし。それを自覚した。「前週、肩に力が入るとお話しましたよね。今週は、それがない。アドレスからしっくりきて、とてもいいです。おかげで、ボールがピンへ絡むイメージがわいてくる。今夜は、ぐっすり眠れますね」と言葉が弾んだ。そして、「ラウンド中、素晴らしい景色がたくさん。コースは、アップダウンがあって、かなりきついと思う。でも、すごくいい景色だから、疲れが軽減されて楽しくプレーできるのでしょう」。

 ちなみに、話は思わぬ展開になった。「海は大好き。ただし、小学生の時、クラゲに刺されて、それから上半身を浸かるところまでは行けない。せいぜい、ヒザぐらいです。また、刺されるのかと考えると、怖くなる。プールならオッケーです」。プレーでは度胸満点でも、意外な素顔が隠されていた。

 さて、久々の優勝争いへ向け、「きょうのプレーができれば、優勝ができると思います。ただ、勝負は何が起こるかわからない。とにかく、目の前の1打に集中する。そうすれば、結果はついてきます」。ゴールデンエージのトップランナーは、自戒の念を込めた。

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