2018.5.18
笠りつ子、脱力系へ変身中
<Photo:Masterpress/Getty Images>
中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)第1日
ついにきた。笠りつ子のショータイムがスタート。きっかけは、1番のチップインだった。第2打をグリーンオーバーし、ラフからの第3打にパターを選択。「パーセーブする確率が最も高いのは、パターのアプローチだと思った」という理由だ。しかし、ボールは見事にラインへ乗った。タッチも最高。バーディー奪取で一気に上昇ムードに包まれる。
2、3番も連続バーディー。この時の気分を、「いったい、どこまで行くのだろう」と言葉にした。結局、3連続で終わったものの、この日は輝きが違う。「風の計算など、それほど考えることがなかった。ショットやパッティングに集中できる。いい意味で無のプレーだったと思う。広い心で神経質になることもなかった」。今季のベストプレーを展開する。
細心の注意を払っていたのは、脱力。2018年は、ベスト10がわずかに1度だけだ。「ボチボチ行きます」、「もうちょっと待って」とファンへは話していたものの、焦りを感じなかったといえば、それはうそになる。「やっぱり成績は気になる。そういうことを考えると、プレー中も知らず知らずのうちに、力んでしまう」と話した。というわけで、ここ数戦で取り組んでいるのが、力を抜くこと。
脱力するのはとても難しい。呼吸法も重要だ。「肩の余分な力を抜く。きょうは特に呼吸のしかたを意識した」。なるほど、最後まで素晴らしいプレーを披露した。上がりの3ホールで、2つのバーディーは、第2日につながることを喜んだ。「きょうは、とても暑かったです。終盤は、ボーッとする感じ。でも、いいプレーができた」。新たなスタイルを発見したことは、大収穫といえよう。これまでは、イケイケのイメージ。とはいえ、30歳の現在なら、脱力系もいい。ブルーでコーディネートされたファッションも、また良し。
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