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2018.6.15

テーマは最終日 ツアー2勝目へ-新垣の決意

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 LPGAツアー第16戦『ニチレイレディス』が6月15日、千葉県千葉市・袖ヶ浦カンツリークラブ新袖コース(6,548ヤード/パー72)で開幕。若手、ベテランが入り交じり、第1日から混戦の展開になった。首位は4アンダーの新垣比菜。1打差の3アンダー、2位タイで松田鈴英、申ジエ、比嘉真美子、鈴木愛、テレサ・ルーが追う。(天候:曇り時々雨 気温:17.9℃ 風速:4.0m/s)

 ツアー初Vで大変身。6バーディー、2ボギーの内容で単独首位スタートの新垣比菜は、とてもリラックスしていた。「(サイバーエージェントレディスゴルフトーナメントで)優勝した後、気楽に試合へ臨めるようになりました。プレッシャーがありません」。プレーも安定感があった。「2つのボギーがあるから、きょうの自己採点は75点ぐらい」という。ポイントは、パー3の攻略だ。「パー3が難しい。グリーンが小さいから、なおさらです。でも、ティーショットでグリーンへ乗せれば、パーセーブはできるから」と解説した。

 そこで、光ったのは6番。このホール、グリーンをわずかに外したものの、ピン右10ヤードから、鮮やかにチップインバーディーを決めた。「グリーンに乗らなかったのは、このホールだけ。でも、ピン方向にショットが行きました。良かったです」。胸をなでおろしたそうだ。また、同期で仲の良い勝みなみと、同組だったこともリラックスしながらプレーができた要因だろう。プレーの合間の談笑。いったい、どんな話題だったのか。「テレビドラマ、映画などのお話。ゴルフには関係のないことばかりです。私もそうだけど、(勝)みなみさんも、すぐに集中してプレーできる。楽しかった」とほほ笑んだ。

 とはいえ、痛めていた右手にはブルーのテーピング。2週間の休養後、前週から復帰したが、「予防のためです。もう、大丈夫」と好調をアピールする。その故障時は、地元・沖縄のうるま市で体力強化のため、トレーニングを行っていた。「砂浜をランニング。トレーナーさんがつくったメニューを夕方に行った。ダッシュで瞬発力。ランニングで持久力を養いました」といい、「スタッツをみた父から、第1日のスコアが良くても、最終日にスコアを落とす。そう、指摘された。やっぱり、スタミナは走ることが一番です」。着々とツアー2勝目へ向け、態勢を整えていたのだ。

 「自治会長さんや、地元の皆さんが、砂浜の石などを拾ってくださる。おかげで、とてもきれい。それから走りやすかった。ありがたいです」。ちなみに、「スポ根ですね」と水を向けられ、首をひねっていた。19歳。昭和の感覚とは無縁の黄金世代である。

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