Day 2 プラスワン ショット

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

CAT Ladies　大箱根カントリークラブ（神奈川県）第2日

　働く車が大好きだ。幼少時から、ずっと。今日、思いがけないシーンへ遭遇したのは、17番ティーグラウンドだった。三ヶ島かなさんが、とても楽しそう。すかさず、シャッターを押した。

　よくよく考えると、働く車は見上げるもの。それが、逆転する。遊び心があるワンショットをプレゼントしていただいた。プレー中はサングラスを着用することが多い。素顔でこの笑みは、見ていてもほほえましくなった。ガリバー旅行記ではないけど、もし自分が巨人になったら……。そんなことまで浮かんでくる。

　キャディーをつとめるお父さんと、二人三脚で全国を転戦。いつも、うらやましいと思う。私にも娘がいるから。今大会、取材で訪れたのは初めてだった。箱根といえば、家族旅行のイメージがある。ところが、少しもいい思い出がない。つらい、寒い……。10年間、正月は箱根駅伝を取材していた。つまり、息を抜けなかったことが大きい。

　しかし、今回は夏の箱根。さわやかだ。今年の猛暑がうそのように朝晩は、肌寒いぐらい。そして、空気がとてもおいしい。さわやかという言葉が、ぴったりの1日だった。コースも、まるでカナダにいるのでは－というロケーション。本当に素晴らしい。心が洗われた。

　働く車を見るだけでワクワクする。ちなみに、米国に住んでいた時、ホビーショップで、CATマスターオペレーター　マイニングショベルを購入。ただ、忙しさにかまけて箱を開けただけで終わった。いったい、どこへやってしまったのか。

(戸村功臣=ゲッティ イメージズ)