ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント　第1日目

　2009年LPGAツアー開幕戦『第22回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』（賞金総額8,000万円・優勝賞金1,440万円）の１日目が沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部（6,415Yards・Par72）で開催された。

　天候：曇り時々雨、気温：17.8℃、風速：6ｍ。雨が降ったり止んだりする不安定な天候に加え、沖縄特有の強風が各選手を悩ませた初日。そのなか4アンダーでこの日トップに立ったのは、ディフェンディングチャンピオンの宋ボベ（ソンボベ・韓国）、そして横峯さくらの2人。昨年の今大会1位、2位の2人が早くもトップに立ち、明日も熱戦が期待される。

　また、昨年の賞金女王、古閑美保は1アンダーの9位タイ。今大会がプロデビュー戦となる金田久美子は4オーバーの73位タイと出遅れた。

　初日から昨年の再現を思わせる熱戦でトップに立った2人。悪条件の中、この2人だけがノーボギーのプレーを展開した。トップに立った宋は「今日は自分のペースで回ることだけを考えていました」との目標通り、前半で同組の横峯に2打リードされながらも、焦ることなくプレーに集中。ディフェンディングチャンピオンのプレッシャーのなかでも「さくらとは友達なので、楽しくラウンドできました」という精神面の強さ、そして昨年優勝の自信が漲っていた。明日以降も相性の良いこのコースで自分のプレーに徹する。

　そして自身12度目の初日トップ（タイを含む）となった横峯。「この風の中でアンダーパーはいいと思います」と満足のラウンド。今大会のグリーンはトーナメントでは数少ない高麗芝ということもあり、グリーンの攻め方には特に慎重になったようで、「高麗の場合はパッティングのタッチが難しいので、なるべく上りのパットが残るようにしました」と独特な高麗芝への対策が上手くいった。今大会には姉の留衣も出場し、通算1アンダーの9位タイ。「（姉妹一緒だと）励みにもなりますし、刺激しあえたらいいなと思います」と明日は姉妹揃っての活躍を予感させた。