台風25号接近で、大会第1日は中止

　2018年LPGAステップ・アップ・ツアー第19戦『かねひで美やらびオープン』（賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円）大会第1日は、台風25号の接近で午前5時30分に競技中止が決定。36ホールストロークプレーに競技短縮となった。

　台風24号の爪痕が、いまだに残る沖縄本島に、台風25号が接近。コース内には、倒木などの被害が確認された。一方、2日前までは、コースがある名護市でも、台風24号による停電の影響が尾を引き、信号機が機能していない場所もあったほどだ。けさから沖縄本島は、台風の強風域に入っている。選手やギャラリーなどの安全を考慮し、中止が決定した。

　トップスタートだった佐藤絵美は、5時35分にコースへ到着。「1組目なので早く来ました。競技が中止になったのは、残念で仕方ないけど、自然には勝てません。私は沖縄で、台風直撃の経験が初めて。すごく不安です。それよりも、あす以降、競技ができるのか心配です」と話していた。

　また、沖縄県出身で、昨年4位タイと好結果を残している与那覇未来は、「きょうはいけるところまでは行けるのかな、と思ったけど、台風では仕方がないですね。ステップ開幕戦以来の出場だし、地元の皆さんへ頑張っている姿を見てほしかった」と残念そう。そして、ホステスプロの川満陽香理は、「思い入れのある大会です。プレーをしたかった。それから、スタッフの皆さんが、いろいろと準備をしている過程も知っています。胸が痛い。台風は、進路予報やスピードが大きく変わることがある。私はあす、プレーするつもりで準備します」と力強い言葉を残した。

　第1ラウンドは5日、午前10時スタートへ順延になった。