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2018.10.12

三浦桃香、寝ても覚めてもパッティング

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

富士通レディース 東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(千葉県)第1日

 一目瞭然。三浦桃香は2位タイ発進にもかかわらず、「パッティングです。パッティングです」と繰り返した。シーズン序盤の快進撃がうそのような、ここ最近。もっか7戦連続で予選落ちを喫している。この日も、「見ている方は分かると思いますけど、パッティングがかなり酷かった」と説明する。さらに、「3パットはなかったけど、入れ頃のパッティングが全部、ショートです。パッティングがあーぁーという感じなんですよ」ぼやいた。

 バーディーチャンスは5番から4ホール連続。「ボールをカップへ寄せるのではなく、入れなくてはいけないという距離。それがしっかりストロークできません」と猛省する。インコースからスタートした第1日、12番で第2打を3メートルへ寄せ、最初のバーディー。15、16番では、それぞれ2メートルと、60センチにつけて、バーディーを奪取した。後半も4番で唯一のボギーをたたいたものの、チャンスをしっかりとモノにできなかったことを後悔しているのだ。

 「ショットが良かった。日本女子オープンの期間をオフにして、ショットばかりを練習した。1Wはその前週に替え、しっかり打ち込んだから、フェアウェイキープができるようになったと思います」。なるほど、この日もショットは好調だ。それだけに、パッティングが歯がゆい。11日のプロ・アマチャリティートーナメントでは途中棄権の香妻琴乃に代わり、出場。大いなる刺激を受けた。「コースで実際にカップを狙うことができたことはすごく良かったです」と前置きし、苦笑しながら、「ゲストの方から、パッティングの調子が悪いね、とストレートにいわれました。自信をなくして、ホテルへ…」。

 ただ、話はこれだけでは終わらない。「ホテルの部屋で、パッティング練習をしていたら突然、謎の自信が出てきた。昨晩は眠ってしまったけど、けさの4時、どうしたわけか自信をなくして目が覚めてしまった。出発まで、部屋でパッティング練習をしていたんです」と複雑な胸中を激白する。

 「取りあえず、自信をつけるために、50センチ、60センチと、だんだん距離を長くして、カップに入れることだけを意識して練習しています」。練習の成果が出たのか、第1日のパット数は、28だった。とはいっても、「まだ、自信がありません。むしろ、ちょっと怖い。でも、頑張るしか手がありませんよね」と納得させた。きょう、できたことが2日間、連続してできれば自信に変わる。プロゴルファーは悩める職業。みんな悩んで強くなった。

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