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2018.10.14

花組ポーズをサービス 逆転の成田美寿々

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第32戦『富士通レディース』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)大会最終日が10月14日、千葉県千葉市・東急セブンハンドレッドクラブ西コース(6,675ヤード/パー72)で行われ、通算8アンダーで成田美寿々が逆転優勝。2012年、LPGAツアー初Vの今大会で、今季通算3勝目をあげた。1打差の通算7アンダー、2位はアンソンジュ。通算6アンダー、3位タイに松田鈴英三ヶ島かなイミニョンが入った。(天候:雨のち曇り 気温:17.9℃ 風速:3.7m/s)

 逆転の成田美寿々。伝説は生きていた。「2012年、ここで初優勝した時もスタンドで観戦。それで優勝が決まって、おめでとうという感じでした。今回も最終組ではなかったし、何となく景色が同じだったのかなぁ」。いまひとつ、歯切れが悪かったのは18番をボギーとしたためだ。これでアンソンジュに首位へ並ばれた。が、「ホールアウトして、プレーオフだけを考えていた。それが、まさか、百戦錬磨のアンさんがパーパットを外すとは…。皆さんも同様でしょう。勝負は、こういうこともあるのか、と改めて感じた」という。

 勝負のポイントは10番。ラフからの第3打をあげた。残り115ヤード、PWを選択。「ハイボールで、狭い所に止める。狙い通りでした。うまくバーディーをとることができたし、終盤へ向けて落ち着いたかなぁ、と思います」と振り返る。第1日、20位タイからスタートし、第2日に首位から2打差の6位タイへ浮上。最終日は当然ながら、逆転Vを視野に入れていた。

 「スタート時、たまたま6とプリントしてあるボールを手にした。つまり、きょうは6つのバーディーを取れということだなぁ、と思ったわけです」。すかさず、テーブルへ置かれたスコアシートへ目をやる。「あっ、6個だ。すごい」と表情が輝く。前週のインターナショナル・クラウンは予想外の成績に終わった。それだけに一転、「対戦したのは、ジュダヌガーン、レキシー・トンプソン…。圧倒的な飛距離の差を感じた。私たちが必死にパーセーブをするところを、8Iでバーディーをとるようなゴルフです。ショックでした」。

 一方、きょうの優勝は値千金だったことも。「宝塚の友人(天真みちる)がきょうで退団すると聞いていた。花を添えられたかなぁと思う。彼女は魅せるプロ。きょう、私の最後のポーズは花組ポーズです」と解説する。さらに、もうひとつ。「とりあえず、1億円プレーヤーになりたいと思っているので、それが見えてきた。ずっと母から『今年、(1億円)に行かなかったらヤバイわよ』と、辛口で。また、年間5勝の目標は、以前と同じでブレていません。あと2勝です」と締めくくった。

 今季3勝目、ツアー通算11勝目。ここからが、正念場である。

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