開幕直前！LPGAツアー第1戦『ダイキンオーキッドレディス』

　LPGAツアー開幕戦、沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部で行われる『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』（賞金総額8,000万円、優勝賞金 1,440万円）を直前に控え、プロアマトーナメントの前夜祭が行われた。前夜祭では地元沖縄の子どもたちによる踊りなどが披露され、歓迎ムード一色。また昨年のLPGAの部門別表彰も併せて行われ、賞金ランキングなど4部門を制したアンソンジュをはじめ、LPGA大賞を受賞した宮里藍、パーオン率1位の横峯さくら、敢闘賞の馬場ゆかりが表彰された。

　また指定練習日、プロアマ競技を終えた各選手からは、今シーズンの意気込みや開幕戦での目標などのコメントが寄せられた。

　大会連覇を狙うアンソンジュは「コンディションは良いですが、体力をつけるためのトレーニングをしてきたので、球打ち練習が十分できていません。でも今日回ってみてそんなに悪くなかったので、頑張りたいです」と、この大会を足がかりに徐々にコンディションを仕上げていくようだ。

　大会主催のダイキン工業所属で地元沖縄県出身の諸見里しのぶは「調子はいいです。開幕戦としての仕上がりは、今までのなかで一番良いです」と絶好調をアピール。未勝利に終わった昨シーズンの挽回を狙う。

　今年も日米両ツアーに参戦する宮里藍は「昨日は午後ゆっくり休んで身体の調子も良いですが、ただちょっと沖縄にしては寒すぎるというのはありますけど、色々対策も出来るので、良い状態で明日を迎えられると思います。6月から8月にピークを持って行ければいいなと言う気持ちで今はいますし、オフに取り組んできた事に手応えも感じています」と、これから始まる世界での闘いを見据える。

　女王返り咲きに意欲をみせる横峯さくらは「本当にいよいよだな、という気持ちです。今年はやはり日本のメジャーは獲りたいです。開幕戦ではまだ優勝したことが無いので、今年こそ優勝目指して頑張りたいですね」と優勝争いはもちろんのこと、賞金女王への意欲も十分。今季の活躍に期待が掛かる。

　前週の米ツアーで2位と大健闘した有村智恵は「今日も良いゴルフができました。先週から調子は変わっていません。5アンダーくらいだと思います」と好調を維持している様子。「今感じている疲れは全くないです。体力的にも気持ちも元気で、明日からすごく楽しみです」と開幕ダッシュを狙う。

　その他にもロレックス世界ランキング2位（3/1現在）の申ジエ（韓国）、歴代チャンピオンの不動裕理、福嶋晃子、三塚優子を始め、地元沖縄出身の上原彩子、宮里美香、QTの資格で日本ツアーに初参戦する米ツアーシード選手のパクヒヨン（韓国）、フォンシャンシャン（中国）、昨年の韓国ツアー賞金女王のイボミ（韓国）など国際色豊かな顔ぶれが揃う。アマチュア勢では予選会を通過した12歳の新垣比菜さん（兼原小6年）を始め、5名の地元アマチュア選手が参加。

　“Ever Onward with OKINAWA（沖縄とともに限りなき前進）”という大会スローガンのもと、選手達それぞれの思いを込めたシーズンがいよいよ幕を開ける。