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2019.5.25

1センチの修正 勝みなみ、62で首位奪取

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2019年LPGAツアー第12戦『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)大会第2日が5月25日、愛知県豊田市・中京ゴルフ倶楽部・石野コース(6,482ヤード/パー72)で行われた。この日はバーディーショー。ハイスコアの戦いだった。62をマークし、通算14アンダーの勝みなみが首位。2位は通算11アンダーで松田鈴英が続き、通算8アンダーの3位タイには、新垣比菜、吉本ひかる、河本結がつけている。
(天候:晴れ 気温:31.3℃ 風速:1.7m/s)

 わずか、1センチ。勝みなみに、もういい-という言葉はなかった。探求心が違う。結果オーライではなかった。「すごく良かった」というのは、62のスコアへ対しての評価。そして、思わぬ心情を明かす。

 「途中までスイングをしている時の、体の動かし方が納得いかなかった。まぁ、うまくはいっていたのですけど…」。イーグル奪取の13番、残り240ヤードの第2打をピン横1メートルにつけても、その疑問は解消しない。しかし、続く14番で一変する。イーグルが運んできた恩寵というものだろうか。

 「アドレスが、ピタッと決まった。その前まで、ボールとの距離が近すぎた。気持ち悪さがなくなって、そこから1Wが気持ちよく振れる。こんなものです」と、指で示した距離は、1センチ程度。わずか、これだけで大きく変わるのがゴルフである。続く14番でもバーディーを奪い、極め付きはこの日、2度目の3連続バーディーでホールアウトした。2位の松田鈴英に3打差をつけ、今季2勝目へ大きく前進。

 「地に足がついていないムズムズした感覚が、解消しました。とにかく、ゴルフが楽しくて仕方がありません。だから、こうやったらもっとクラブが楽に振れるのではないか。もっと、体をうまく使えるのではなど、いろいろと頭に浮かんでくる。何をしてもうまくいったから、きょうは運が良かったのでしょう。(優勝した)パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント最終日より良かったと思います」。

 さらに、優勝へ向けて、「笑顔で楽しく、1日を元気に、です。そうすれば後悔はないでしょう。人は人。自分は自分だし、私は楽しくプレーをすればいい」と早くも笑顔で即答した。スコア上位には黄金世代、若手がひしめく。新時代のトップランナーは、1センチが勝負を左右することを知っている。

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