Ｔポイントレディス ゴルフトーナメント　1日目

上原彩子ら3名が首位発進

　2012年度LPGAツアー第3戦『Ｔポイントレディス ゴルフトーナメント』（賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円）の初日が、鹿児島県姶良市の鹿児島高牧カントリークラブ（6,350Yards／Par72）で開催された。

　天候：雨、気温：14.6℃、風速：4m。雨風が次第に強くなり、肌寒い天候で行われた初日。前週3位と好調の上原彩子が5バーディー・1ボギーの68をマークし、服部真夕、大江香織と並び首位に立った。1打差の4位タイには大谷奈千代ら4名が続いている。

　前週のトーナメントでも冷たい風雨のなか好成績を残した上原。この日もあいにくの雨模様となったが、「練習ラウンドではグリーンが硬かったので、雨が降ってやりやすかった」と上原にとってはかえって好都合だった。「飛距離では（同組の服部に）30ヤード以上置いていかれてしまうので、自分のペースを守ることを心がけました。外してはいけない所だけ、気をつけてやっています」。2打目では距離が残り、常にウッドなどの長いクラブを持つ上原だが、グリーン上でしっかりボールが止まってくれる雨のコンディションで、飛距離の不利を補った。「周りを気にせず、自分のゴルフ。先週のようにマネージメントを意識してやっていきたいです」。先週で確かな手応えを掴んだ上原が、巧みなコースマネージメントで再び優勝を狙う。

服部真夕 （1位タイ：-4）
「今日はティショットが右に抜けることが多くて、最後の最後にそれが出ちゃいました。でもショットは思ったところに打てていると思います。開幕からしっかり打てているのは今年が初めてだと思います。一昨年の大会では2日目に80以上打ってしまったので、明日は気を引き締めたいです。（このコースを攻略するには）ティショットもそうですけど、セカンドの距離感が大事なので、アイアンも重要になると思います。明日からもいいリズムでやっていきたいです」。

大江香織 （1位タイ：-4）
「今日はパットが一番良かったけど、ショットも良かったです。雨は降っていたけど、先週より落ち着いてできました。前より緊張しなくなったというのもありますね。今日から初めて34インチのパターを使ってます。（これまでのものより）3インチくらい短くなりました。重たいパターだと距離感が難しいので、軽いものにしました。（オフには石川遼選手とトレーニング）バンカーショットの打ち方を教わりました。そのおかげで大分バンカーショットからのパーを拾えるようになってきました。（明日以降）今日が出来過ぎだったので、明日は上手くいかなくても落ち着いてプレーしたいです」。

横峯さくら （8位タイ：-2）
「今日は後半の最後のほうは雨が本当に強くて、体も冷えて大変でした。16～18番まではチャンスもあったので、もったいなかったですね。ただ、初日としては良かったと思います。ショットは先週よりは大分いいですね。明日につながると思います。雨の天候にもかかわらず、沢山のギャラリーの方に集まってもらえて嬉しかったです。明日も天気次第だと思いますけど、がんばります」。

比嘉真美子 （8位タイ：-2）＜アマチュア＞
「今日はショットもパットも、良い時と悪い時の波が激しかったです。気持ちが先行しすぎて空回りしてました。（この日は開幕戦・2戦目の優勝者と同組でのラウンド）トーナメントで優勝することが目標なので、優勝者と回るのを楽しみにしていましたし、勉強になりました。スコアはあんだーでしたけど、内容が違います。私は大雑把で、お二人はアプローチとかアイアンの精度が私よりはるかに上で、勉強になりました。今日は反省点が多かったので、明日はそれを1ホールずつ減らせばビッグスコアも出ると思います」。

勝みなみ （26位タイ：イーブンパー）＜アマチュア＞
「最後のダブルボギーはすごくもったいなかったです。良いライからのアプローチでダフってしまって…。（地元だからやりやすい？）このコースは数え切れないくらい回ってます。最近も月に1、2回は回ってます。今日は粘るゴルフを目標にしていたんですが、最後にダボを打ってしまったので、明日こそ粘るゴルフをしたいです」。